■「鮒寿司」(ふなずし)New!
琵琶湖産の鮒を使った熟れ寿司(なれずし)の一種です。1年ものは和風チーズのような風味で比較的食べやすく、2年、3年と熟成するにつれて酸味も増し珍重されるようになります。ヨーロッパでポピュラーなニシンの塩漬けとも幾分似ているため、欧米圏の方にも喜ばれる逸品です。以前、鮒(ふな)のかわりに鮎(あゆ)でこしらえてみたことがありますが、なかなかオツな味に仕上がりました。また機会があればやってみようと思います。
■「へしこ」(さばのぬかづけ)
新鮮な鯖を塩漬けにし、いったん取り出してから、ぬかに漬け、本漬けにして一年から二年の長期にわたって漬け込み、熟成したものです。塩辛さの中にも独特の旨みがあり、一度食べたら忘れられない味!!お酒にはもってこいのおすすめ品。白ご飯やお茶漬けにも最適です。
■「からすみ」
ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させたもので、シルクロードによって中国に伝えられ、16世紀、中頃、日本に伝来しました。大きくなった卵巣を持ったボラが水揚げされるのは、10月〜11月が最盛期。水揚げされてからの工程が、他の水産物と違い、手間隙と時間がかかります。すべて『人』によって仕上げていく。そこに、昔から高級珍味として存在する理由があるのです。
■「干子」(なまこの卵巣)
掛けた姿が三味線のバチの形に似ていることからバチコとも呼ばれ、厳選されたくちこで作る鮮やかな輝きはまさに海の宝石です。そのまま食べても美味しいですが、かる〜く炙るとさらに風味豊かに召し上がれます。熱燗やお吸い物に小さな短冊状に切った干しくちこを浮かべてもおいしいですよ!
■「このこ」
なまこの卵巣の生の状態
■「このわた」
海鼠(ナマコ)の腸(わた)のこと。高級珍味として各地方の愛好家の日本酒のあてとして珍重されています。日本三大珍味の一つ
■「蟹内子」
■「いぶりがっこ」
秋田の燻製タクアン
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