2015.11.05
深夜帰宅してみると、台所のテーブルの上にちょこんとメッセージが。
三女の千春さんです。この子はちょくちょくこういった気のきいた
ことをしてくれます。


今日一日頑張ったご褒美。大事にします。


こんなのを何十年後か、大人になって見たらどう思うん
でしょう。

2015.10.26
料理講習会での一品
今回の講習内容は“露地野菜のマリネを添えたパルマ産生ハム”
“フレッシュポルチーニ茸のラグー(オイル煮)”とそれを使った
“ポルチーニ茸のリソット”、“秋トリュフのノルチア風ペースト”
と、それを使って“秋トリュフのタリアッテッレ”を作りましたが。

余興で、こういったお皿もこしらえました。
ポルチーニ茸のオイル煮と、秋トリュフのノルチア風ペースト
をトーストしたカンパーニャにのせてクロスティーニ仕立てに。


ちょっとしたエピソードのお話を添えてお出ししました。

“フラスカティ村のRis,カッチャーニにて、当時のシェフ 
ステファノ(現在は引退されたとの事)が厨房を取り仕切って
いて、いかにも老舗レストランを任されているという厳格で
生真面目な方でしたが。その彼の奥さんが表のサーヴィス兼
ソムリエのルチアーノの妹さんをもらっているので義兄と言う間柄。
そのルチアーノ。これがまたイタリア人(ローマ人)彼らはプライド
を持って“Frascatano"(フラスカティ村の男)と自らを呼んでいて、
南のイタリア人気質の典型みたいな人で、よく食べ、冗談も好き、
もちろんお店でも路上でも綺麗な女性にはとっても愛想が好くと
言う人。お店の前なんかで綺麗な女性が通ったときなど、あっちの男は、
挨拶代わりに口笛を吹くんですが(古いイタリア映画にも出てきそうな光景)
そんなの一緒の職場で奥さんが見ていてもへっちゃら。奥さんも、
またやってるは。位にとらえているのでしょう。

まあそんな感じの役者が揃っていて。


で、調理場は、外の人(サーヴィスマン)は暗黙の了解で入って
来てはだめ!でもそこは悪戯好きで、いつもお腹を空かしている
彼らは、厨房から匂って来る素敵な匂いに勝てるはずもなく、
昼な。昼な。パンを隠し持って厨房に入ってきます。

或る者は出来立てのアマトリチアーナやカルチョーフィーのパスタ用の
ソースを、またある時は子羊の猟師風煮込みを、もちろんフレッシュ
のポルチーニ茸の時期には大量に仕込まれたポルチーニ茸のオイル煮
や、黒トリュフのノルチア風ペーストを、こっそり持ってきた大きな
パンにはさんで、見ているぼくにウィンくしてさっと物陰に消えて
行きます。そのしぐさがなんとも皆チャーミング。憎めない。

もちろん皆調理場のスタッフも見て見ないふり。暗黙の了解。


あまりにも皆が、お腹空きすぎて露骨にやっているときは、
さすがのステファノも、「おいいい加減にしろ。」と。
でもそんな時のルチアーノの一言『なんだい。義弟。』『・・・』

お店に入ったばかりの頃はそういった内情を知らなかったので、
ぴんとこないことも多かったのですが、暫らく働いていると
いろんな繋がりが見えてきて、楽しかったことを思い出します。

そんな件と共に秋の味覚を楽しく味わっていただきました。

2015.10.24
ハタと紫ホウレン草のマリネ

2015.10.05

2015.09.25
ドルチェ・ミスト
ナッツ好きにはたまらない組み合わせ。

・アーモンド風味のクレーマ・コッタ 栗のジェラート
・栗のカタラーナ 栗の蜂蜜
・ピスタチオのジェラート

2015.09.22
ジロール茸とイトヨリの温かいアンティパスト
モンテ・エ・マッレ
牛テールの赤ワイン煮 根セロリのピューレ添え

2015.08.30
夏休み最後の日曜日

2015.08.24
東山魁夷画伯で思い出したこと・・・知り合いの日本画家の方に
聞いた話。

大家の日本画家の人たちの使っている岩絵の具は、普通では手に
入らないような質、色調、値段のものを、それもふんだんに使って
描いているそうで、それがカンバスから流れ落ちるようにして描く
のだそうで。

若い画家の彼女曰く『それ。落ちてきてるのを私たちみたいな若い
画家は、その滴ってくる絵の具でいいから、下に皿でも置いて、
すくったのでいいからそんな岩絵の具を使って絵を描いてみたい。』
と言うほどのものだそうです。


そういった大家の先生方の絵は才能だけの値段でもなく、ちゃんと
それなりの原価もかかっているそうです。

2015.08.24
夕餉
投じ蕎麦だそうです。

もちろん美味しい。


落語で言うと『旨いの!うまくないの!』とでも言いますか。

2015.08.24
川遊び
この旅行で唯一計画していた川遊び。


ちんねんさんから変身。川人(カワンチュ)?それとも河童?

いいねえ。堂に入ってる。


発見しました。サンショウウオ。

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