2006.10.05

知覧特攻平和会館

二十五年ぶり二度目の鹿児島（知覧に）、 うちの母親の兄の法事と、イタリアでお世話になった 綿貫さんの大牟田での個展に伺うために出かけてきました。 高校一年のときに初めて訪れた知覧特攻平和館、 当時は小さな展示室と言った観のあった建物が 今では二機のゼロ戦と一機のその残骸の半復元 されたものや視聴覚室などが入った明るく広い 建物に立て替えられていました。 二十五年前のその印象は、比較的狭い建物の 中に、整然と整理陳列され展示された遺影や 遺品が語りかけ訴えてくるものに、締め付けられ る思いでした。そして今回はというと、恥ずかしい くらい涙がこみ上げてきて、あまり展示品を直視 できませんでした。

2006.10.05

鹿児島で飲む焼酎

鹿児島を訪れたのは、高校一年のときに来て以来 ２５年ぶりです。今回は、母親のお兄さん、ぼくの 伯父さんの一周忌のためで、お葬式のように切羽詰 っていないため鹿児島を訪れる前から、現地で飲む 地のお酒をその土地の空気を感じながら頂くのを 楽しみにしていました。 フラスカティに住んでいた時には、オステリアのタンクから 量り売りしてもらうリッター２ｰ３百円のワインの美味 しかったことや、トスカーナのキャンティー地区で 安いキャンティーを飲んでも感激したこと、なんでも その土地で味わうことがいちばん美味しく感じることを そのときに学びました。 法事で初めて会う母方の親戚や、従兄弟たち もちろん芋焼酎です。こちらでは“酒”と飲食店で 言っても焼酎のことを指すらしく、親戚の伯父さん たちもこの“桜島”をコップに、とくとくと注ぐと ポットからお湯を好みの量注いで、家族や親戚の昔話を 当てにちびちびと飲っていきます。だんだん興が乗っ てくると、初めの頃は、鹿児島弁の解らない自分のために 丁寧にゆっくり話してくれていた伯父さんたちも 本気で鹿児島弁（知覧弁）で話し出しました。 半分以上解らない会話。そんな心地よい空気を 感じながらの“桜島のお湯割り”進まないはずがありません。 初めて会った三重県津に住む従弟と意気投合して 二日で一升空けていました。

2006.10.05

かあちゃんの生まれた場所

2006.10.05

知覧の武家屋敷

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