2007.10.30

落ち鮎

久しぶりに魚伊さんに天然物の鮎（落ち鮎）が出ていました。 初夏鮎の走りの時期に“ラ・ブランシュ”さんで頂いた “鮎のラビゴットソース？”をイメージして作った一皿 【“Ayu"in padella、 salsa di seppie neri】 落ち鮎のインパデッラ、イカ墨のヴィネグレット風味、叩き胡瓜を添えて 夏っぽい取り合わせですが夏の名残と深まる秋を一皿にして見ました。

2007.10.29

自分を仕込みに

朝いつものように魚伊さんで魚の仕入れを済ませ、 そしていつものように店に帰り天然酵母のプレーンのカンパーニャ とクルミとレーズン入りのカンパーニャを仕込み、そうこうしていると 魚が届き、その下処理を済ましながら・・・。 あとドルチェとパスタの仕込みetc、なのですが・・・。 昨日の【新日曜美術館】の再放送がどうも頭から離れません。 その内容は、宮城まり子さん（新しい“ねむの木こども美術館”が出来るまで） を彼女と園児（大人の園生も含まれます）が絵を通してどう関わっているか をドキュメンタリー形式で映し出している内容です。・・・ 自分の記憶が正しければ再々放送になると思います。 運良く全部見ていると思います。

初めて“ねむの木こども美術館”に伺ったのは、新しいこの美術館がオープンする 一ヶ月前で、その直後の4月15日オープンに際して放映されたと記憶しています。 半年振りそして始めての新しい美術館です。 昨日映像で見たままの（前回訪れたときに建物は確認していましたが、 ただ何も表示していなかったので何の建物なのか当時は認識できませんでした。） 情景が飛び込んできました。

名前は記憶していませんが、入園して5年目の始めて共同作業する 男の子の園生が書いた稲穂がありました。

2007.10.21

料理は楽し、其の二

スーパーで買い物中「パスタ家にあった？」「あったと思うよ。」 で、これがありました！

鍋はコンなんですけど一応中身は“Pasta con le cavolfiore" 【カリフラワーのパスタ（ママー）】です。

2007.10.21

料理は楽し、其の二

二十年前当時のローマで先輩達に連れて行ってもらう トラットリアでいつも飲んでいたワインがこれ。 「EST」とは「ある」という意味で、その昔、皇帝の従者であった酒好き の司教が各地を旅して廻ったときに，先に行かせていた家来にうまいワインが ある酒蔵の扉に、目印として「EST」と書かせました。ある日、 モンテフィアスコーネの酒蔵を訪れたこの家来はあまりにうまいワインだったので 思わず「EST！EST！！EST！！！」と書いてしまったということです。 何もかもが始めてのイタリアでの生活の中、聞くもの見る物全てが 初めての事、そんな時に先輩達に教わったワインの名前の由来。 暫らく前に、地元のディスカウント酒屋さんで見つけて驚きました。 その時買って呑んでみて、当時とほとんど変わらないラベルとワインの味、 ただただ懐かしく嬉しかったことを思い出します。 こんな日和に外でコップ酒として飲むにはもってこいのお酒（ワイン） です。キンキンに冷やしていただきます。

ご機嫌な可南子さん。

そして奈津美さんも。

2007.10.21

料理は楽し、其の一

今日は久しぶりに予定もなく、外は少し熱いくらいのぽかぽか陽気です。 お昼前からチビ達を乗せて町に用事を足しに行くらしく、 その運転手役に任命を頂、本屋、電気屋、レンタルショップetc。 二時間ほどで用事も無事済み、お昼はどうしようかということになり 折角こういうぽかぽか陽気なので公園にでも行ってお弁当でも食べようか？ それともパパ（僕のこと）が何かパスタでも作ろうか？ と二者選択を子供達にお伺いを立てた所「パスタ！パスタ！」ということになり 早速スーパーに買出しへ。 パスタだけでは何なので、鮪をたっぷりの野菜のマリネを添えて カルパッチョにしてみました。 これがなかなか即興にしては子供達にも評判がよく、普段なかなか 野菜を摂らない子供達もこれだと野菜から行ってくれるみたいです。

でこんな感じで、なんかイタリア南部の“田舎の農家の大家族 日曜日の食事風景”ってなかんじでいいでしょう？

ちょうど2時ごろだったので携帯ラジオを掛けて もちろん【サンデーソングブック】“お酒にまつわる曲特集” のその一回目でした。

2007.10.20

作業場の前にあるもの

2007.10.19

からすみを仕込みます

2007.10.18

2007.10.18

白トリュフを使って

白トリュフの香りは人を魅了する何かがあります。 食べ手、それに使う側にも。危険な食材です。 一見強い香りの白トリュフですが、料理に合わせて掛けるには なんにでも掛ければいいというものではありません。 逆にとてもデリケートな食材です。 それとなるべくなら白トリュフをダイレクトに感じていただける オーソドックスな料理を毎年少しづつマイナーチェンジしながら より精度を上げるように心がけています。 【Risotto al tarutufo bianco】 カルナローリ米を鶏のブロードで少し硬めに炊き上げほんの少しだけ 生クリームとグラナ・パダーノとバターでモンテして仕上げた リソット・アル・ブーロに白トリュフを掛けました。

【Uova al tarutufo bianco】 黄身は生に焼き上げた甲州地鶏の玉子に香りの優しいオイル ”ダウロ”をまわし掛けほんの少しお皿の周りにグラナ・パダーノ とミックス胡椒で玉子とトリュフをつなぐようなイメージの仕立てにします。

【Tajarin al tarutufo bianco】 やはり定番中の定番白トリュフの産地ピエモンテを代表するパスタの一つで もちろん白トリュフとの相性もとてもよく、初めての方にもここから入って 頂きたいと思っているお皿です。 うちでは通年この生地の配合でパスタやラビオリを打っていますが、 この時期だけ甲州地鶏の玉子を二個加えてさらにコクのあるパスタに 仕上がるように変えています。 薄力粉と強力粉を半々で800ｇ甲州地鶏の玉子を二個と普通卵の卵黄のみ十三個 水ほんの少量でつないで生地を作り、パスタマシーンに掛けこのように伸ばし カットします。 2分半、硬めにボイルしてバターとほんの少量の塩で合えてお皿の盛り ミックス胡椒をまわし掛け白トリュフを掛けます。

今年は後一回は入荷すると思います。 お知らせで御案内します。御予約お待ちしています。

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