記 事 |
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こんばんは。こちらこそ、ご返事が遅くなりました。
確かに、カテゴライズは難しいですね。 どれくらいの大きさの枠でくくるかにもよりますし、 切り口によっても変わりますよね。
せっかく音楽の話題を振っていただいたので、ちょっと語らせてください。(笑)
“クラシック”という表現は、訳せば“古典”であって、 あくまでも、“今”を基準にものを言っているんですよね。 今で言う“クラシック”音楽がリアルタイムで作られ、 “新曲”として演奏されていた時代もあったわけですから。 でも実際に指しているのは、“昔の音楽”というわけではなくて、 音楽というものが生まれ、楽典が今の形にまとまった頃から数百年の間に作られた音楽、 ということになると思います。 同じ感じで、例えば、「古典文学」とか、「古典落語」とか、言ったりしますよね? だから、今もてはやされている音楽が、ずっと将来になってクラシックと呼ばれるかというと、 そんなことはないわけです。
細かいことを言うと、クラシックの中にもまたジャンルがありますよね。 例えば、スタイルでいうと、交響曲、協奏曲、弦楽〇重奏、〇〇ソロ、オペラ、声楽曲等です。 それから、リズムでいうと、マーチ、ワルツ、ボレロ、ポロネーズ等です。 私的には、こちらの分け方の方が、作られた時代に関係なく表現できるので、好きです。 例えば、映画のサウンドトラックがオーケストラによる演奏だったら、交響曲なわけだし、 それにピアノが加われば、ピアノ協奏曲という感じです。 あと、オペラとミュージカルは一緒でいいのかも。 でも、そんな風にカテゴライズされてCDショップに並べられていたら、 分からなくなってしまうから、商業的には難しいでしょうね。(笑)
何だか取り留めのない話になってしまいましたが、何にしても、 カテゴライズの基準になるのは、何がベースになってるかだと思います。 例えば、ロックバンドのバックにアレンジでフルオーケストラが付いていようと、 ロックはロックだし、ロックバンドがジャズ風なアレンジで歌ったとしても、 それはあくまでも“ジャズ風”なわけで。 そして、どうしようもない時、人は新しいカテゴリーを作る・・・ジャズロック!
それはさておき、料理でも同じことが言えるんじゃないでしょうか。 例えば、ハンバーグは洋食ですけど、デミグラスソースの代わりにおろし醤油をかければ、 たちまち和風ハンバーグだし、逆に、(邪道かもしれませんが、) 餅をコンソメスープで煮て具をちょっと変えて、洋風お雑煮なんて言ったりもしますね。
自分で何を言っているのかよく分からなくなってきたので、そろそろ終わります。 私が本当に言いたかったのは、折衷(せっちゅう)というほどではないですけど、 カテゴリーにこだわらずに、その狭間にあるものも結構楽しいんじゃないかな、ということです。 どんな形だろうと、いいものはいいんです。 そうやって、人類は、新たな発見をしてはまたさらに新しいものを求め、 それらを組み合わせてはまた新たな発見をし、楽しんで来たのですね。 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。 |