静岡県浜松市のフレンチレストラン「エピファニー」
静岡県浜松市のフレンチレストラン「エピファニー」 静岡県浜松市のフレンチレストラン「エピファニー」 静岡県浜松市のフレンチレストラン「エピファニー」
 
 
静岡県浜松市のフレンチレストラン「エピファニー」


皿の上に広がる浜名湖、遠州灘

 深い藍色に沈んだ冬の湖の底には、かれいや平目、牡蠣やわたりがになどが水遊び の人間達に邪魔されず優雅に暮らしています。
  夏ともなれば水の色は透明感のある水色に変わり、湖面を跳ねるさよりやすずきが水しぶきをあげながら泳ぎ、車海老や黒鯛などがぴちぴち動き回っている姿は壮観です。
  早朝浜名湖周辺にある漁協の支所には、定置網にかかった小魚が小さな船で運びこまれます。舞阪港には、遠州灘の魚貝類が大きな船で水揚げされます。ここで出会った丸小水産で、浜名湖と遠州灘のさまざまな魚について教えられました。
エピファニーは、まだ地産地消という言葉もなかった1983年に、この遠州地方の普通の食材がいかに素晴らしいかをお客様に知ってほしくて開店しました。

 

     営業カレンダー   

エピファニー
TEL: 053-448-8818
住所: 〒432-8021
静岡県浜松市中央区佐鳴台二丁目21-26
営業時間: 11:30-14:00
 (オーダーストップ13:00)
18:00-21:00
 (オーダーストップ19:30)
定休日: 火曜日、水曜日
駐車場: 有り

営業時間中は電話に出られない事がございます。
お手数ですが後ほどお掛け直し下さいませ。

エピファニー
 ご公現というカトリックの祭日。この日、人々は「王様のガレット(ガレット・デ・ロア)」というケーキを囲んでお祝をします。お菓子の中には一つの小さな陶器の人形が入っています。
さて自分の前に切り分けられたケーキにナイフを入れ、カチッと音がして人形が現れれば、その日は王様。一日の主役となれるのです。

 

 

 

 

 

 

みなさまのおかげで42周年

これからも長く続けられるよう頑張りますので

どうぞ宜しくお願い致します。

 


 

Cコース5,720円(税込)の魚料理はエピファニーの
40年来のスペシャリテ


舞阪港の魚のポワレ
ソースブールルージュ
クレームシャンティとドライトマト添え

 


 

焼菓子屋 狐福天(こっぷくてん)のパティシエが作る
マドレーヌ フィナンシェ を販売しています

マドレーヌ(レモン風味)  1個 330円(税込)
フィナンシェ      1個 250円(税込)


ガトーの種類、内容はかわります

毎週木曜日入荷予定

 
シェフ/南竹英美 マダム・ソムリエ/南竹栄子
 

 

ご予約はお電話にてお願いいたします。 tel:053-448-8818
営業時間中は電話に出られない事がございます。お手数ですが後ほどお掛け直し下さいませ。
仕込みの都合により、早く閉店することがございます。
メールでの予約はお受けしていません。

[ご予約のキャンセルについて]
ご予約当日の午前10時以降のキャンセルにつきましては、お一人様 ランチタイム2,200円、ディナータイム3,300円のキャンセル料を申し受けます。

店内は禁煙でございます。

個室が無いため、申し訳ございませんが、お子様は7歳以上とさせていただいております。

クレジットカードのお取扱いはございません。

~お車でお越しのお客様へ~
駐車場の数が少ない為、なるべく乗合せでのご来店をお願い致します。

~バスでお越しのお客様へ~
浜松駅バスターミナルの3番乗り場から下記のどちらかのバスにご乗車下さい。(15分から20分くらいの間隔で出ています)(所要時間は10〜15分)
・[9] 鴨江 医療センター行き→佐鳴台小学校前下車。
・[9-22] 鴨江 大平台行き→佐鳴台小学校前下車。
バスの進行方向すぐの信号を左折。 300mほど進み突き当りの一つ手前を右折。 左前方にエピファニーの看板あり。 角から5軒目の左側の建物。徒歩7分。



 

 

  Aコース

  • (デザートのつかない簡単コース)
  • 最初の料理1品追加は+880円(税込)です
  • メインの料理1品追加は+1,870円(税込)です
  • +550円(税込)でデザート盛り合わせが付けられます


 

  Bコース

  • 最初の料理1品追加は+880円(税込)です
  • メインの料理1品追加は+1,870円(税込)です



  Cコース



  • 最初の料理
    (最初の料理1品追加は+880円(税込))
  • とうもろこしのスープ(長野県開田高原産)
  • 大根のポタージュ(三方原産)
  • 舞茸のサラダ・エピファニー風
  • 舞阪産しらすのキッシュパイ
  • 半熟卵のココット・きのこのクリームソース


  • メイン
    (メインの料理1品追加は+1,870円(税込))
  • 魚のポワレ 潮の香りのソース
  • オホーツクの帆立貝、アメリケーヌソース(オマール海老のソース)
  • 若鶏のもも肉の香草風味焼き
  • 牛ロースのステーキ 自然塩風味(80g +440円(税込)) (120g +1,870円(税込))
  • 牛肉の赤ワイン煮込み +770円(税込)

 


  • デザート盛り合せ
  • 洋梨のソルベ
  • チーズケーキ
  • 浜北産次郎柿のクラフティ

 




 





2005年頃に掲載したコラムです

 

 季節によって、わたしたちにいろいろなおいしさを味わわせてくれる料理。 そんな料理を味わう時に一緒に飲むワインにも、季節があります。
 「食」と「ワイン」の関係を大切にしているソムリエ 南竹栄子さんが、そんな季節を感じさせるワインを紹介してくれます。

 

 


 

 

 

4月のワイン会

「エマニュエル・ジブロ」

 このブルゴーニュワイン生産者は1970年よりオーガニック農法を始め、1990年からはヴィオディナミ農法を導入しています。農薬を一切使用せずに栽培されているぶどうの樹は非常に健全です。そのぶどうから作られたワインがいかに美味しいかは、あまり有名でない村のワインほどわかりやすいのではないでしょうか。

 例えばジュブレ・シャンベルタン村のワインをよく知っている人に、ヴィオディナミ農法で作られたジュブレ・シャンベルタンを飲んでもらうと、「あれ?ちょっといつもと違うな」と、自分の記憶しているイメージと比べてしまいますが、初めての村のワインにはもっと素直に、純粋な気持ちで対面できるような気がします。

 今回のサンロマンのワインは、私にとって初対面ではなくとてもなじみ深いものです。娘二人がまだ小さかった頃、家族でこの村を訪れたことがあります。

 ブルゴーニュの名醸ワインの多くは標高250m〜300mの地点にありますが、サンロマン村は300m〜400mと高くなります。車で山道をクネクネとかなり登った記憶があります。標高が高いとワインの力強さが少し不足しますが、しっかりした酸のおかげで素晴らしい赤ワインになります。

 
   

 かつて某テレビ局が行ったブラインドテストで、あの有名なソムリエの田崎さんが、アラン・グラの作るサンロマンの赤をシャンボール・ミュージニーと答えられた事がありました。サンロマンのファンとしては、名醸ワインと同じような評価を受けたような気がして嬉しかったことを思い出します。

 ちなみにアラン・グラ氏は、ジュブレ・シャンベルタン村のアルマン・ルソー氏や、マルサネー村のブリュノ・クレール氏、メルキュレー村のミシェル・ジュイヨー氏共々エピファニーに来店されたことがあります。

 話を元に戻しますと、普通ブルゴーニュブランはシャルドネだけで造るのですが、今回取り上げたエマニュエル・ジブロはピノ・グリという品種もブレンドしています。アラン・グラに負けず劣らず素晴らしい造り手だと思います

   


豚のテリーヌ

 

 「豚のテリーヌ」は豚の耳、舌、足を煮て細く切り、その茹で汁をゼリー状にしてテリーヌにしました。ディルやパセリなど数種のハーブを加え、日本では味わえないフランスの香りがします。

 

野菜のエテュベ

 2番目は「野菜のエテュベ」です。最近シェフが気に入って、よくやる料理法です。エテュベというのは蒸し煮のことで、少量の水分と、野菜自身の持っている水分を利用しながら火を通していきます。世界的料理人であるアラン・デュカスの研修プログラムにシェフが参加して習得した技術で、本当に野菜を美味しくしてくれます。

   
   

 メインの豚肉は背ロースの塊をローストして切りわけ、りょくけん農法の玄米と掛川のたけのこを添えてあります。 

 アラン・デュカスとシャネルのエスプリが融合した銀座の「ベージュ東京」と、青山のビストロ「ブノワ」。どちらも伝統的なフランス料理の技術に裏打ちされた、しっかりとした味わいがあります。時代の先端を走り、世界中でレストランのプロデュースを成功させているデュカスの真髄は、意外にもオーソドックスな技術だったというのが、研修プログラムに参加したシェフの感想です。

 

 

 



よしもとオンラインでエピファニーのスープが、
おすすめスープナンバーワンに選ばれました!

 


認定証

 

 

エピファニーのとうもろこしは、長野県の開田高原から届きます。毎年8月の終わり頃、1年分を収穫、エピファニーの地下冷凍室にて貯蔵しています。


 

 




フランス料理100年史にエピファニー掲載!
料理王国8月号にフランス料理100年史の年表がついており、1983年開店の9軒の中に「エピファニー(静岡・浜松)」がありました。
小さな文字ですがとても嬉しいです。
これからも日本のフランス料理店のひとつとしてがんばって行きたいです!

書店で見かけたら、ぜひめくってみて下さいね。
シェフ南竹



はまぞう主催の佐野さんが、ブログでレストランの地産地消について書いていらっしゃいます
2月10日(日) あさ7:30〜7:45静岡第一テレビ「しずおか歩記」にて、当店が紹介されました!
 
阪急コミュニケーションズ6月29日発行の【大人の名古屋Vol.17】車で行く郊外グルメの特集で紹介されました。
 
 
2011年4月7 BS日本テレビ「皿の上の物語」にエピファニーが登場しました。
   
2012年3月15日放送の「はなまるマーケット」で当店が紹介されました。


偲ぶ会

 

 日本のフランス料理界で活躍された今井克宏氏が2025年6月24日85歳にて逝去されました。

 私がヨーロッパへ料理の勉強に行きたいと、浜松市の「浜松会館オーク」の料理長ムッシュ今井に手紙を書いたのは21才の時でした。はじめてお会いした時、あこがれだけでヨーロッパに行ってはだめだ。向こうでも通用する最低限の技術を身につけること、語学を身につけること、往復の旅費を貯めること、この3つができたら働くところを紹介してやるかもしれない。やる気があるなら浜松に来なさいと言ってもらい、働くことになりました。

 しかし3カ月たった頃、料理人が20人くらい働いている大きな調理場になじめず辞意を伝えた私に、1週間考えるように言われたのです。以前働いていた料理長からもお叱りをうけ初心を思い出し、辞意を撤回した後は無我夢中で働き、2年半後にスイスへの派遣に推薦していただきました。出発までの半年間はムッシュとはフランス語だけで会話をし、そのおかげでスイスの調理場では言葉に困りませんでした。

 ムッシュからどれほどたくさんのご恩を受けてきたのか、言い尽くすことができません。それが私一人だけでなく、たくさんの料理人仲間が、それぞれたくさんの思い出を持っているのです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

Qu'il repose en paix.  シェフ南竹英美

 


アラン・デュカス“プロのための研修プログラム”

 世界各地で多彩なレストランを展開するアラン・デュカスはプロデューサーとして数々の成功を収め、そしてまた教育者としても才能を発揮しています。デュカスのプロのための研修プログラムはパリ、ニューヨーク、東京の3都市で開かれており、東京は2005年から始まりました。2006年からはケイ・コジマシェフがエグゼクティブ・シェフ・プロフェッサーに就任しています。

コジマシェフは1988年に渡仏し、ミシェル・ゲラール、ピエール・ガニェール、アラン・シャペルのもとで経験を積み、1992年アラン・デュカスと出会います。モナコのルイ・カーンズでスーシェフ(副料理長)を勤め、アラン・デュカスをして、「世界で最も私の料理哲学を理解し実践する日本人シェフ」と言わしめる存在です。 私が参加した研修は午前9時から夕方4時まで、2日間行われました。ルイ・カーンズで作られているフォン(出し汁)やブイヨン、ジュなどを中心に、野菜料理、オマール海老、子牛などの料理をコジマシェフが説明し、時には質問に答えながら次々に作って行きます。

料理の基本になっているフォンやブイヨン、ジュに対するアラン・デュカスのエスプリをコジマシェフは丁寧に、丁寧に解説して下さいます。誠実な人柄がその言葉や動作の端々に見受けられ、最後までそれは変わりませんでした。
参加者は私を含め4人でした。名古屋でイタリアンのオーナーシェフをしている二十歳代の方。京都で結婚式場を展開している企業に勤める30歳代の料理人。岐阜で和食の店を何店舗か持つ40歳代の日本料理の経営者兼料理人。

初日にそれぞれの自己紹介が済んで、一番最初に調理場に入った時の事です。コジマシェフはもうすでに火にかけてあるブイヨンの灰汁をすくいながら、話はじめました。「沸騰させないように静かに煮ていきます。そうすればコンソメのように澄み切ったブイヨンになります。」私たち4人は一言も聞きのがすまいと必死にメモをとります。

「私は18歳でこの道に入りました。毎日がイヤで嫌で、今日やめようか、明日やめようかと思いながら過ごしていたのです。」と、コジマシェフは灰汁をすくう手を休めずに話し続けます。

「そして20歳くらいの時に見た専門料理で、地方の素晴らしい料理を見たのです。東京や大阪ではない田舎で、こんな料理を作っている人がいるんだと感動しました。その時に、自分はフランスへ行こうと決心したのです。」

私は、「この話は料理とは関係ないな。」と思い、メモを取る手を休めて大きな鍋をのぞきこんでいました。そうすると、コジマシェフの思いがけない言葉が耳に入ってきたのです。

「その店は、浜松のエピファニーという名前でした。」

それを聞いた時の驚きは私だけではなく、他の3人も同じでした。一同言葉を失い、みんなが私を見つめています。コジマシェフは続けました。

「あの頃、南竹さんはいろんな料理を専門料理で発表されていましたね。本人がいらっしゃるから言う訳ではありませんが、あの時に専門料理を見ていなかったら、私はここにいませんでした。申し込みをいただいた時から、20歳代の頃にあこがれていた料理人に会えると、今日の日を楽しみにしていたんですよ。」

こんなに嬉しかった事はありません。思いがけないコジマシェフの言葉で、「よし、もう十年は頑張ろう!」という気になりました。最近は料理教室や講習会などで教える事が多かったのですが、教わる事の楽しさを久しぶりに味わって、身も心もリフレッシュした研修でした。

小島シェフは現在 パレスホテル東京 フランス料理「エステール」のシェフとしてご活躍中です。

パレス東京 フランス料理「エステール」小島シェフ について






Profile プロフィール
南竹英美 -みなみたけひでみ
1968年、名古屋の資生堂パーラーで料理の修行を始める。1970年に浜松会館オークへ。"ムッシュ"今井克宏氏の下で学ぶ。今井氏の独立とともないトック・ブランシュ今井(浜松)に移籍。途中、スイス、フランスで、通算3年にわたり修行。
1980年、ジャンムーラン(神戸)に勤務。
1983年、エピファニーを独立開業、現在に。
趣味は乗馬。
 
南竹栄子 -みなみたけえいこ
1991年、全国でも女性は1割というソムリエ資格を取得、浜松初の女性ソムリエ。浜松市佐鳴台でシェフのご主人とフランス料理レストラン・エピファニーで、マダム役とソムリエ役の2役をこなしている。
舞阪出身。
梅田牧場にて

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エピファニー
TEL: 053-448-8818
住所: 〒432-8021
静岡県浜松市中央区佐鳴台二丁目21-26
営業時間: 11:30-14:00
 (オーダーストップ13:00)
18:00-21:00
 (オーダーストップ19:30)
定休日: 火曜日、水曜日
駐車場: 有り

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ヤママツ"NET"鈴木農園
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梅田Farm
浜北にある農場です。シェフがいつも乗馬に出かけます

 


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