やっと夏の始まりに頂いていた暑中見舞いの返事を昨日投函して、一つ宿題と言うか引っ掛かりを外すことが出来ました。毎年のことですが、7月中旬子供たちの夏休みっていう声が聞こえてくると、こっちはほぼ二か月慌ただしい日々が続きます。それに今年はこの酷暑でした。豊橋であっても例年5日ほどの熱帯夜がこの夏ほぼ2か月続き、キッチンの暑さときたら50歳過ぎてからつとに身に沁みるようになってきたなあ。と、そんな長閑なことは今年は言ってられない状況を何とか何とかでやり過ごしました。それにやっと涼しくなってきて残暑見舞いには時季外れなのかもしれませんが今年は異例尽くしと言うことであちらも了承していてくれるだろうと。
それに嬉しいことにうちのお付き合いしている方々は筆マメな方が多く、メールができない自分としては手紙のやり取り出来るという共通項を持った人って人として自分は信頼がおけるような気がしています。
この夏の熱い厨房でやれた体をほぐしてくれたのはご近所の銭湯“石巻湯”さん。普段はちょっとした時間があっても何かやり残した仕込みがあるんじゃあないかと、もしくは集中力を復元しておこうと少しでもお昼寝の時間に充てたりとだったり、なかなか外に出ることが普段はありません。自称オープンな引きこもりです。
さすがにこの夏の暑さは身体に堪えて、少しでも銭湯に入って汗を流してリフレッシュ・リセットと思い週2~3回のペースで時間をやりくりして銭湯通いをしていました。熱い湯船にさっと浸かり水風呂でしゃきっと、を3回ずつ約30分でさっきまでのやれた身体が元通り?仕上げにコーヒー牛乳で完成です。(ここにはフルーツ牛乳がありません)お風呂上りにしか飲みませんがやっぱりあれば自分はフルーツ牛乳党かな?
で思い出したのが20年以上前東京に住んでいたとき、蕎麦でも食べようと珍しく一人で(まだ由貴さんと知り合う前なので)浅草に出かけ、調べておいた何とか藪(店名は忘れました)で修行したという方のやっている小さな蕎麦屋さんで蕎麦とお酒をいただき、ものすごく暑い日だったのでふらふら散策していると頃合いもちょうど夕方ちょい前。通りがかった下町の銭湯!に何気なく入ったのがある意味間違い。吃驚するくらいのお湯の熱さで、もっとびっくりしたのがそれに入っている地元のご隠居さんたち。湯船の周りにまとわりつくように流れる薄めるなよ!と言う無言の圧の強さを感じ猫肌の自分としては、そそくさと流しで汗を流して銭湯を後にしました。落語のまくらに出てきそうな江戸っ子粋と言うかやせ我慢を地で行くような下町の銭湯に遭遇してカルチャーショックを受けました。
で石巻湯に話は戻ります。ひと汗流しさっぱりして銭湯を出るとちょうど暖簾を出したばかりのうどん屋さん“嶋田屋”さんがあります。ちょうど暖簾から見るとはなくちらっと伺い見える店内。こんな時間ひとっ風呂浴びその足でうどん屋に引っ掛かりに行くなんて考えるとわくわくします。もちろん仕事です。引っかかっている場合じゃあないです。そんなことを妄想しながらいつかやってみたいなあ。と。でもそうした場合はすぐそばに布団が引いていないとだめです。ま。そんなこんなでまだまだ踏ん張らなきゃって改めて思う今日この頃。
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