結局昨夜は気合十分ではあったのですがお酒のほろ酔い加減に疲れと相まって映画途中で撃沈。残念。
今朝は朝から気を取り直してDVDを再見。朝からホックリ。正直田中麗奈さんもそんなに知らない女優さんでしたが、その他の同世代の若い俳優さんたちの屈託ない演技とそれを囲む大人たちには20年前の映画とは言えそうそうたる布陣が引かれています。コーチ役の中嶋朋子、お父さん役の白竜、お母さんは森山良子、校長役の大杉連園とベンガル、小日向文世etc.
映画の始まりのくだり試験中に答案用紙に雪だるまを書いてそれを見つけた先生に『なんだそれは⛄』と見とがめられて『雪だるまです。手も足も出ません。』と、なかなか洒落が効いていたり。ちょっとした女子同士の会話やおばあちゃんの一言、ちょっとふんわりおっとりしたお母さんの代わりに無口な職人肌のお父さん(白竜)の意味ありげな一言などなど。それぞれのキャラが立つように気の利いた言葉を語らせています。
舞台は76年の愛媛県、女子ボート部の5人が思春期でいろいろあるけれど、たまには地元高校生行きつけの鍋焼きうどん屋やらお好み焼き屋で息抜きもしながら喧々諤々とボートの練習を通して成長していく物語。
うちも姫三人。実はかなり昔に借りていたDVDでしたが今回改めて観直す形で鑑賞してみてうちの娘も同じような年ごろで今が思春期、当時と自分のこの映画を通して少女たちの会話の中に潜んでいる将来の不安や恋の悩み、直面しているボートの技術アップなどなど、前回よりこの映画を印象的に親近感をもって鑑賞する自分がいました。我ながらびっくりする思いで見終わりました。
それに最近は訪れてはいませんが大好きな四国。愛媛県の一貫して流れている設定の昭和の長閑な風景と穏やかな愛媛弁に癒されます。
|