先日京都の料亭菊乃井のご主人村田さんがBSTVで言われていたこと『京料理は旬をいただく料理です。その旬は10日なんです。上旬。中旬。下旬。』と。
新城に住んで、生産者の間近で生活することによって、勿論鮮度の良い食材を仕入れることができます。でもそれよりもありがたいことは、作っている人でしか分からない生の声を伺うことができ、それが料理にダイレクトに反映できること。風通しのいいこと。かな。
今まで、上旬。中旬。下旬。って、もうちょっと平べったい意味でとらえていましたが、その番組を観て、あ。そういう意味もあったのか。であり。遠山さんや、正木さんの収穫や生育についての話がシューっとつながって。それが調理場のなかで実感できるからです。
12月の正木さんの蕪でまさにその“旬は10日”(厳密にはもうちょっと緩いにしても)を体感しました。で忙しい師走と言うこともありましたが、蕪が一瞬(3週間無かったくらい)で通り過ぎた感じでしたが、その時に『春の蕪ってまたもう一つ上ですよ』って正木さんに言われていたので楽しみにしていました。
で、しばらく蕪尽くしでいきます。お楽しみに。
やっぱ自分て人が作るものが好きなんだなあ。って改めて思います。
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