窮屈と言うのは、クリスマスの期間の料理を考えていくうえで、他の360日は自由に思ったままの仕入れをしているのですが、その数日間だけ一定量のまとまった数の食材(特に魚介類)を整えなくては料理を組めないと言うことが一番でした。
例えば今年で言うと、この伊勢海老です。6本だけ格安(とはいえ安い食材ではありませんが)まとめて買うとOO円でいいよ。でも、今日偶然出た出物であって、これをなん十本メニューに予定すると今日仕入れた値段では組めませんし、いざとなって過不足も出るかもしれません。もっと平たく言うと、普段仕入れている魚もこの一本って言う仕入れをしています。具体的に言うと鯛や鮃でさえも確実に50切れとか取る量を確保することすら現実的には無理で、そうすると普段使っているとっときの食材から離れて、数が現実的にそろう魚種にその数日間だけ切り替えると言うことになりますし、それ以外の食材も多かれ少なかれその影響を受けます。
ましてや、今日の様に出物の今日の一番の食材を見逃すことになります。それは本旨ではないと言うことが一番の理由です。
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