2019.04.14
初入荷サマートリュフ

待ちに待ったサマートリュフが届きました。


2019.04.11
春うらら

3月末の冷え込みが緩み一気に桜も開化してきていますが、それと並行していろいろな木花もあちこちで咲き誇っています。

これは梨の花。

年のせいもあるんでしょうか。花には全く興味がなかったのですが・・・、季節の変わり目や木々の芽吹き、鳥のさえずりや虫の声。秋の紅葉eccetera、

あ、そうそう。以前福津農園・松沢さんの春のイベント“野草を食べる会”に参加した時の話をこのタンポポを見て思い出しました。

『皆さん。たんぽぽって。これ。よく見てください。ここの農地に生えているのは和種のたんぽぽです。この農園は生態系がまだ昔のまま守られているんですよ。豊橋の普通の土手に生えているのは十中八九西洋タンポポですから。生命力の強い西洋タンポポが和種のたんぽぽを駆逐してしまっているんです』

でこのタンポポは西洋タンポポ。曰く『和種のたんぽぽはひっそりと佇むように咲いていて、西洋タンポポはパーっとは賑やかに咲き誇るように咲くそうです。


可南子さん

この月曜日の入学式から始まった可南子さんの高校生活、それなりにこの半年いろんなことがありましたが、まあ。まあ。無事に日々を送れているようですしかなり楽しく充実しているようです。

長女の経験から、子供は子どもでちゃんと考えているってことを学び、可南子さんの今回の受験については特に自分は見守ることに徹しました。よく言われることですが『誕生日って子供の為でもあるけれど、その子を産んだお母さんの為(お父さんや夫婦、勿論おじいちゃんやおばあちゃん)』っていいますもん。うちだと三姉妹節目節目で3回づつ経験をさせてもらえると。こちらとしても男親として毎回成長させてもらっていいるという実感があります。

ところで可南子さん。今日で2日目の弁当ですが、夕べ帰宅すると何やら台所中にあまからい匂いをさせながら料理を作ってると思ったら自分のお弁当用のおかずでした。やる気満々だなあ。女の子だなあ。と感心していました。ところがです!朝お見送りをして暫くするとばばの叫び声ではないですが何やら『弁当が。可南ちゃんの弁当が!』ってうろたえた声が。

入学早々やっちまったな。って由貴さんの顔。

小学校。中学校って家のすぐそばで通勤路なので何とでもなりましたが、高校はいわばお店とは反対方向で往復車でも1時間ほどの距離。由貴さんもあきらめて『じゃあ。持ってくか。』っとなったところで、電話が(高校になって携帯電話を購入)なりました。勿論可南子さんで通学途中に気付いたようです。『学校に忘れ物届けてもらっても、手続きが色々あるから今日は購買で買います。』とのこと。

先日入学前に由貴さんが学校からの書類を記入していました。家庭調査票みたいな項目で冗談で言ったことがよきりました。【生徒の長所短所・・・長所①おっとりしていること。短所①おっとりしていること。】

まさにその通り。ご明察!

まだ彼女の高校生活始まったばかりです。楽しみです。


2019.04.08
休日に

休日の今日の夕飯は家族そろっていろいろなお祝いの会に。まずは、ババの誕生日。千春の誕生日。可南子の合格祝いと明日(もう今日)入学式。についてのそれぞれを祝う食事会。で。久しぶりにうちの定番”ルパン”です。

今日の出来もなかなかの出来栄え。皆完食です。

四月に入ってぐっとお店は暇になったのですがパソコンを開く時間が取れずにいました。今日一気にまとめた作業である程度まとめて書いています。はかどっています。23時ころから作業をはじめ、TVを着けかけ流しながらの作業です。プレミアムステージ“女中たち”中島朋子主演が先度終わり今“CRESSIDAクレシダ”平幹次郎主演追悼放送です。今ビールのプルトップを開けたばかりで現在2時半!変に覚醒しています。でももう今日可南子の入学式です。なんか変にテンション上がってしまってどうしましょう。どうすりゃあいいんだ。


2019.04.07
Torta di cioccolata

久しぶりに“Torta di cioccolata” ガトーショコラを仕込みました。

・・・一人で調理をするようになって早4年。“さだまさし”さんではないですが、『自分の前に小さな池があり、そこに釣り糸を垂らして、すっとその糸を通して自分の内面と向きうようにして作品を生み出してきました』そんなようなことを言われているのをある時TVで見て、なんとなく表現は違うにしてもわかる気がするって。

毎日の習慣やルーティーン、自分に向き合って調理をする日々の中で、やっぱ、いろいろ考えるわけですが、それにもちろん自分だけで自己完結しているばかりではありません。日々お客様にお話やいろいろな思いを伺ったりすることも自分の仕事をしていくうえでの栄養。モチベーションの源。になっているんですが、今日の話は【いかにシンプルに自分らしく料理を提供するか】っていう話をこのガトーショコラの思い出を通して書きます。

`90年から3年東京で修行生活をしていたのですが、その修業を終える時に日高シェフに言われたひとことがあります。『田舎に帰ったら、もう東京のような一流の仕事に触れる機会もないだろうから、引継ぎの間お前は仕込みはいいから、紹介するから知り合いのレストランで研修してこい』その時勉強させていただいたお店が六本木(乃木坂)レストランフウ、駒沢ラ・ターブルド・コンマ、蒲田シェ・マリオの3軒でした。当時東京の町場の屈指の名店です。

このガトーショコラと出会ったのはその3軒のレストランの中の一軒ラ・ターブルド・コンマさん。その後この時のご縁で東京を引き払う前に数回食事に伺い、由貴さんにとっても印象深い食事(デザートとの出会い)だったそうです。

この時代90年代初頭の東京はフランス、イタリアから修行した料理人が続々と帰国した第何次かのフランス・イタリア料理ブームの時代で、今の様に食材も豊かではないですがその分定番・食文化に根差したオーソドックスな料理をちゃんと根差したい。定着させたい。というような時代の雰囲気を持った料理人を多く輩出した時代だったように思います。そんな中たとえば青山、恵比寿、銀座であり渋谷区、世田谷区、中央区と言われる東京で勝負するならそういった場所でお店を出さなきゃあって立地条件での個人での出店はほぼ無理な時代、そこから外れた当時としては悪条件と言うかハンディーのある場所で自分の店、それも自分たちが彼の地に渡り見てきて、地に足の着いたフランスのエスプリを感じる様な、又はイタリアの街角にあるような、毎日のように食事に行けるビストロでありトラットリアなどの食堂ができ始めた時代でした。

 

その当時気に入って何度か勉強に通った、例えば中野にあったビストロ・ニース食堂であるとか、世田谷通りにあったレストラン白鳥で提供していた料理も本当に美味しく、どちらも小さなお店で少人数精鋭でそれでいてちゃんと手間をかける所はかけていて気持ちよく食事が出来ました。将来自分んもフレンチとイタリアン、ジャンルは違いますがこういったお店を自分も将来もちたいと思うような心地よさがありました。そこで出色していたのがデセール(ドルチェ)当時はやっていたのがクレームブリュレ、ブランマンジェ、洋ナシやプラムのコンポート、ガトーショコラでした。小さな少人数の厨房で料理だけではなく自家製パンや食後の菓子もすべて自家製っていうスタイルはこの時いいなあ。って改めて思いました。

設備がない中で効率よく、でもしっかりとしたレストランならではの菓子を提供する。定番をちゃんと抑えるっていう時代の良さを今になってつくづく思いますし自分にあっている。

今こんなに何でも情報やら食材やら溢れる時代になり、こういった時代だからこそ定番を!ってつくづく思います。もちろんうちは自分一人で一切合調理は切きりもりしなくちゃあいけないので、手間をかける時間、力配分の見極めをよりタイトにしなくちゃあいけません。でも一人だからこんだけです。って言い訳も嫌な性分。・・・じゃあどうするかってなるんですが、毎日触れる中でやっぱりシンプルな定番が作っていても飽きないんですね。じゃあ、定番をどうするかってことになるんですが、もうあとはいかに自分らしくチョイスすることと、ブラッシュアップする。じゃあないかと思うようになってきたわけです。

今回のガトーショコラでもお客様から言われた言葉『ガトーショコラか。ガトーショコラってハズレもないけど当りもないよね。』由貴さん『これ。当たりですけど』・・・。

幸運なことに今まで出会った料理やドルチェ30年前に出会ってるんですが全く古びないんですね。定番それもちゃんとしたレシピって時代を超越してるんだ。って。長年現場に立ち続けてからこそ見えるものを感じています。

 


リラックスタイム

よく書店の企画もので“〇〇の100冊”とか“徹夜本”なんてのがありますが、本を探す目安にはしますがその中で買うことはあまりしません。以前購入した本がその中に入っていたと言うことはあるかもしれませんが。

今回何かで見かけて手に取った“白夜行”東野圭吾著はそれこそ800ページからあるのですが一気に読み終わりました。遅読の自分としてもびっくりするくらいのペース(1週間)で読了するほどはまりました。

今では偏らない本読みをと、いろんなジャンルに目を向けるようにはしています。以前は歴史もの(司馬遼太郎一辺倒から始まった読書経歴ですが)今ではエッセイ。推理小説やサスペンス。紀行文。山岳・冒険小説。純文学も少し。ただ夏目漱石とかは60ページ読み進めるのに1週間とかかかります。

王道の純文学はちょっと、ほぼ手つかず。由貴乃さんがそっち側の人で、家に学生時代にお姉さん(さおちゃん)と共有した小説がいっぱい残っています。例えば三島由紀夫。高村幸太郎。泉鏡花。江戸川乱歩。夢野久作”ドグラマグラ”とか・・・。

自分のその時手に取った本の世界観に入った体感の目安が60ページまでの時間でどれだけその小説に入り込めてかがなんとなくつかめるのでそこを見ています。

あと最近、好んで手に取るようになったのは、映画の原作になった小説。もちろんタイプにもよりますが、好きな傾向の小説ってそこのハードルを越えたものであればはずれがない。っていうのが最近の認識。もちろん小説が先か、映画が先か、はその時のタイミングにもよりますが・・・。あと、その部分でいうと、ラジオで(岡田秀和今宵ロックバーで)なんかで作家さんと制作者両方からの視点でのやり取りを聴いていると、同じ作品ではあるもののアプローチの違いを楽しむように、それぞれの楽しみ方で観れるようになったので、どっちがどうとも思わず、良い作品であればそれでいいと。思っています。

で、今回の“白夜行”ジャンルとしては推理小説(ミステリー)ってなかなか複線の張り方とか状況を説明している感がちょっと気になったりするのですが、それがほとんどなく、例えばそう思う部分がかえっていい効果になっていて、もっと先に読み進みたいと思う効果に自分はなり、それこそ徹夜はしてませんが一気読みしてしまいました。それにさっき帰宅途中にTSUTAYAでこの興奮が冷めないうちに白夜行のDVDを借りてきました。

休日前の土曜日の深夜、飲み物と食べ物も準備して映画観賞会です。

 

 

 


箸休め

いつもの我が家の風景。

次女の可南子さん。この間も“絶対食べるな”とか書いてあって暫らく置いてありました。

これも、昨夜から。まだ涼しいからいいものの。

家族も、(特にばば曰く『ボウフラが涌くよ』だって)可南子さんのこの習性には見て見ぬふり。

で。これ昨夜自分たちが帰宅した時に作ってくれた中華スープの残りでした。普通に寝起きにすすっていた可南子さん。大物になります。


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