2018.10.30
今日の調理場の風景

振草川落ち鮎のタリアッテッレ“ノルチア風”

先日の島田さんの持って帰ってきてくれたドライポルチーニ茸に触発されて作ってみました。自家製ドライポルチーニ茸!で。これが結構いい出来映えで、今シーズンもう少しまとまった量で作ってみようと思います。

お楽しみに。

賄い兼試食。

・自家製ドライポルチーニ茸のパッパルデッレ

・ムール貝のスパゲッティ

 

たまには由貴さんも。


2018.10.28

馬肉のラグー

アマトリチアーナのスパゲッティ

ドライポルチーニのパッパルデッレ

 

 

 

トリッパの煮込みローマ風


休日に

 

二週間ぶりの休日。気候も最高。久しぶりの晴天。

可南子さんのリクエストで書店(精文館新城店)へ。休日の書店は大好物。とは言えそんなに本屋に休日でもしょっちゅう行けるわけではありません。ですからそれまでに貯めておいた情報、例えば今回でいえば、先日雑誌の書評で見た本、いつも“らじる☆らじる”でチェックしているNHKラジオ“松尾堂”で紹介されていた本、をチェック。それに行き当たりばったり、はたまた以前から気になっていた本などなどの再会を期待しながらニュートラルな思いで本棚に向かい小一時間ほど至福の時間を過ごしました。

出かけ次いでに早めの食材の買い出しにも、いつものピアゴに。大勢で食料品売り場にいても邪魔なので、自分はここでも書店で時間を過ごすことに。

帰り際に由貴さんが飲み物でも。と酒のビッグへ。今日はワインでもって、いつもはこっちの台詞を言うので、なんかあったっけ・・・?て思っていると『結婚記念日も近いから!』『!!!』失念していました・・・。それに日付も。

10月の30日か31日。と言うおぼろげな記憶ですが、そんなことじゃあいけないんですよね。そんな事じゃあ。子供にまで怒られます。

で。子供からのヒントが“ハロウィン”だよって。…それがわかったら苦労しない?んです。と言うのも自分が子供の頃“ハロウィン”てなかったし。と言い訳して。ついにはこっちがなぞなぞ出します『パパとママの結婚記念日っていーつだ』まで繰り出しても軽くかわされて。一層窮地に。

 

…空はこんなに青いのに。です。

ま。酒屋では事なきを得て無事帰宅。気を取り直して三味線の練習です。


2018.10.27
フレッシュポルチーニ茸

先日帰国したばかりの島田さん、それに何人かの同業の友人から聞いた『今年イタリアはポルチーニ茸豊作だって。』…なのに三週間ぶりの入荷。

ま。天然のもの、それになんかかの理由。その辺は流れに任すしかありません。ひとまず安心。それにコンディションも抜群。

今回はポルチーニの軸の部分でドライポルチーニを仕込んだので傘だけでラグーを見込みます。とろとろに煮えました。


2018.10.26

バースデイのお客様のドルチェ盛り合わせ。

イタリア産・酪恵舎さんのチーズの取り合わせ。


2018.10.22
白糠酪恵舎御一行様来店

モッツァレラチーズはいつもここ。の、北海道白糠酪恵舎の皆さんが社員旅行で愛知に来られたのを機に食事に立ち寄ってくださいました。

代表の井ノ口さんとお会いするのは今回で3回目。そもそも知り合ったきっかけはNHKのテレビ。もう10年以上前のこと。偶然夜帰宅してTVを着けぼーっと観ていると確か深夜の再放送の番組で、自分の将来の方向性や人間関係などに迷った10代の子たちを専門家(その道のプロ)の作業場に1週間ほど寝食を共にさせて、どのようにそういった先輩たちが自分の道を切り開いてきたか?と言うことを身をもって体験させ当人の少しでも殻を破るきっかけになってほしいという趣旨のなかなか骨のある番組でした。

その現場に行く少年たちもさることながら受けるその道のプロの人たちもそれなりに覚悟のいる番組です。

その番組で酪恵舎さんに来たある少年が、工房での注意事項(消毒をして部屋に入るわけですが、手に着いたわずかの雑菌でもチーズづくりにはNG。)の説明を聞いていたにもかかわらず、ずっと立ち仕事で慣れないその子がふっと壁に手をついた瞬間に烈火のごとく井ノ口さんがその子に怒りました。

あ。この人って預かったその子のことを本気で思っているんだ。っていうような本気の怒り方。それもTVカメラの前で。

自分もいつも(もう人雇ってないんでしないですが。)その子の10年後のことを思ってって注意してきたつもりですし、そうやって自分も先輩から指導していただいてきました。そん時は怒られた本人はわかんないんです。自分だって分かり始めたのは人の上に立った時。さらに言えば自分のお店の収益で人を雇い始めてからです。

縁あって関わることになったんだから、給料は安いけど少しでも後々あすこに居てよかったって思ってもらえたらと思いながらでも、毎日怒ってばかりの日々が続き、当時の休日明けの木曜日になると『シェフ。お話が。』毎週のように退職者が・・・。当時は人間不信に陥っていたころにその番組を観てこんな強い人がいるんだって。それだけ見たら怖い人に勘違いされるかもしれないけど真剣に怒ってくれる愛情深い人ってやっぱいるんだ。って共感してすぐ次の日、朝一番に早速そのTVを観た旨を伝え電話をしたこと。これからチーズを購入することでお付き合いしてもらいたいことをお伝えしました。それからのお付き合いとなります。

 

《そんな時代もありましたが、自分の店をもって20年目のこの頃景色が変わってきました。こいつ絶対帰ってこんだろう。と言うような子とかがお客さんを紹介してくれていたり・・・。何より頑張っている子が顔を見せに立ち寄ってくれることが増えました。同業の他のお店の若かい子にも【あそこは厳しい。】って言われていたようですが、それぞれが責任ある立場や自立して人を雇うようになった今ではそんな声は聞こえなくなりました。今では少し自分が先にいたというだけだと思えるようになりました。

もう一つ言わせてもらえば、イタリアでは自分たち外国人のハンディーのある立場+もともとイタリア人は個人主義と言うかあまり細かいとこに干渉されません。お皆ちゃんとやっているし、でも視みられてる。自分をもって+相手にちゃんとイタリア語で関わっていかないと相手にされません。その逆で東京では全国からそこを目指してバリバリのスタッフが名店には集まってきます。皆しのぎを削りながら、さらに現場は精神的にも体力的にも厳しい。地方ではあんまりないのかもしれませんが『陰翳』のある華やかな場所とその陰、だからいいものが生まれ、それを支えるお客さんもいる。相乗効果です。コントラストがはっきりしている。キラキラした所に立とうと思えば根性入ります。こうやっていえるようになるまで30年かかってます。年季がいることです。》

 

食事後に座談するひと時も。

・イカ墨のクロスティーニ、蕪とモンヴィーゾにボッタルガを合わせて

・根セロリと魚介のマリネ”シュエ。シュエ。”

・酪恵舎さんのモッツァレラのカプレーゼ風スパゲティ

・真鱈の白子”たち(北海道弁)”のムニエル・ローズマリー風味

・イタリア ロンバルディア州産馬肉のビステッカ フレッシュポルチーニ添え

・サビオーサ

酪恵舎さんのチーズを取り混ぜたお任せコース。自分たちが製造したチーズたちがレストランで購入され、その後どんな風に調理されてお客様に届けられているのか。って言うことを体感された直後にそれぞれスタッフのコメントをいただきました。

皆さん目をキラキラと輝かせて熱いそれぞれの思いを伺い、こちらこそこれからの調理していく上での励みになりました。

いつかこちらも社員研修で釧路に行かなきゃ。って改めて思いました。

がんばろ。


2018.10.21
食べ鉄

今朝起きるとババが嬉しそうに『しろ君(北海道の人なのでひ→し。し→ひ。と発音が逆です)何がいい。』嬉しそうにピアゴの広告を取り出してきました。何かと見てみると駅弁の催事の広告です。『いいのあったらジジが今日買いに行ってくれるから。』って言うことで前から食べてみたかった“北海道森駅のいかめし”を注文。もしなかったらと言うことで保険をかけておいた若狭の“焼き鯖寿し”もお願いしておきました。

 

 

夜帰宅してみると両方の駅弁を買ってきてくれていました。ちなみに由貴さんは“鶏釜飯”。

したがって今日の晩酌、酒の肴はいかめしと焼き鯖寿し!となりました。

いかめしはホックリしみじみ安心する美味しさ。初めて食べるのにどこか懐かしい味。で、焼き鯖寿しの方は、もっと焼き鯖がぱさぱさしていると思って口に運んだのですが、さすが日本のお弁当の奥深さと技術力でしょうか。鯖は何かの漬けダレに付け込んでから焼き上げてあるのですが、冷めてからでもあら不思議。わりとしっとり、シャリとマッチしています。これがまたビールをはかどらせてくれます。こんなのコトコト電車に揺られて食べれたら幸せになっちゃいます。家で食べていてこんなに楽しめるんですから・・・。

駅弁の懐の深さを改めて体験。

 

追伸

あともし機会があれば食べてみたい駅弁は、

①鳥取?牛玉弁当

②修善寺駅の〆鯵弁当

③別府温泉駅の幕の内弁当(これは一度宮崎の親戚の家に行った折に購入して感激したことがありました。もう一度食べてみたい)

④新日本風土記”駅弁”でやっていた鹿児島の嘉例川駅の週末だけ販売する駅弁かれい川

番外編 僕の定番

・東京駅の“深川めし”・・・(いつも記録するのを忘れてしまうのです何社か同じ雰囲気の深川めしを出しているので、もし興味ある方は食べ比べてみてください。)

・京都駅“ちりめん山椒弁当”

・あとたまに頂く浜松駅”鰻弁当”

どちらも清く細長い弁当箱にご飯。その上に浅利の煮たもの。もう一方もちりめん山椒。後はお新香が少しだけ。まったくもって清い弁当です。具がシンプルな分ご飯の質に命をかけたようなところがあり、旅の途中でこの弁当を食べる時は自分的には余分な事に気を取られずただひたすらにご飯との相性だけで構築された【深川めし】、【ちりめん山椒弁当】それぞれの弁当は、ご飯とのマッチングを楽しみながらビールを間に挟み。そしてことことと電車(新幹線)の揺れに身をゆだねられ旅情に浸れます。

あと残念なことは、先日も乗車した飯田線新城~飯田~上諏訪間は駅弁がないので残念です。ま。その分奥さんのお手製弁当が食べれますが・・・。


2018.10.20
今日の仕入れ

・フランス・ブルターニュ産仔牛骨付きロース

・フランス・シャラン産バトード・シャラン(シャラン鴨)


2018.10.18

自慢のドルチェ

・クレーマ・カラメッラ

・サビオーサ

・松沢さんの栗のカタラーナ、栗のはちみつ添え

鰆の炙り、エシャロットヴィネガー香草風味

フランス産(半肥育)のコールベール(青首鴨)


2018.10.17

早生ミカンのマルメラータ

真鱈の白子のムニエル

順調な滑り出し。


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