お母さんと共に…

今年も母の日がやってきました！

　先月（5月10日）は、母の日、シェ・モリヤオープンして丸10年。オープン以来、今日までズッーとお庭の手入れをボランティアでやっていただいている、近くに住む匂坂三代子さん。自分は１5年前に母親を亡くしまして、それ以来、匂坂さんのことを「お母さん」と呼ばせていただいています。

テーブルに飾っているバラ

シェ・モリヤをオープンするにあたり、店の廻りをハーブと花で緑いっぱいにしたいと考えている頃に、お母さん（匂坂さん）に「近くに店を出すんだったら是非庭の手入れをやらせてほしい」と言ってくださり、今日にいたっています。10年間、週に一度（毎週木曜日9時〜11時）、草取り、種植え、まびきなど休むことなく毎週やっていただいています。自分やスタッフでもなかなか出来ないのに、本当に助かります。感謝しています。お母さんと自分の楽しみは、朝9時から30分、厨房でカフェオレを飲み、世間話をしながら、愛を語りあっているんです（笑）。

そして年に何回かお母さんのご家族を、手入れのお礼にディナーに招待するんです。お母さんの娘さんも自宅でバラ園をやっていて、市場に出せないバラを毎週いただいて、テーブルに飾らせていただいているんです。よくお客様に、いつもきれいなバラがいけてあり、バラは高いんじゃないですかと言われたり、庭の手入れもきれいで、シェフは庭の手入れまでやられ大変ですねと言われて、そのたびにお母さんや娘さんの話をすると、いまどきそんな人がいるんですねとビックリされてます。

毎年、母の日がくると感謝の気持ちを込めてプレゼントするんです。喜んでいただけるといいんですが・・とても気に入っていただけて、本当良かったです。そして、10年の思いを込めて、記念コースにご招待しようと考えています。

お母さん（娘さん）、これからも変わることなく元気で毎週木曜日のカフェ（デート）を楽しみにしています。先週も今週もお手入れ有難うございます。 　

　 シェフ 守屋 金男