先日、オーク修業時代の先輩が亡くなりました

　先日(7/30)オーク修業時代、可愛がってくれた先輩(鳥山チーフ)が亡くなり、告別式に行ってきました。

鳥山チーフはオークの後、「キッチンくる実」という洋食屋さんを35年間浜松市内でやられていて、とても美味しいと評判も良く、自分も良く行きました。

オークに入社した時、今井シェフをはじめ24人前後の料理人がいる中で、半分の人達は東京から来られ、鳥山チーフは東京の「松本楼」(現在もあり、有名なレストラン)から来られ、セクションチーフをやられていて、憧れの先輩でした。鳥山チーフから沢山教えて頂き、今でもその時のレシピを大切にしています。

余分な事は話さず、もの静かで、質問すれば丁寧に教えてくれる仕事ができる優しい先輩でした。今でも尊敬する先輩でしたので、とても残念です。ご冥福を心よりお祈りいたします。

当時の写真を見ると、鍋洗いから切磋琢磨した8年間の修業時代が懐かしく思い出します。自分にとってオーク修業時代の8年間はもっとも大切な時期で、まさに青春でした(18歳～26歳)。

先月、先生がご家族と来店くださいました！！

　先月(8/4)股関節の手術をしてくださった、医療センターの岩瀬先生がご家族と一緒に食事にいらしてくださいました。

4年前に股関節の手術を先生にして頂き、先生のおかげですっかり良くなり、日々仕事も水泳も行けるようになり、普通の生活ができるようになりました(これで120歳まで大好きな料理を作り続けて現役で頑張れます)。

こうして皆さんでいらしていただき喜んで頂けるのが一番嬉しいです。息子さんも(写真には写っていませんが)先生と同じお医者さんの道を選ばれ、現在は別の病院で勉強されているそうです。偉大な親を目指して信頼されるお医者さんになってほしいです。とても優しそうな笑顔が素敵な好青年です。

病気をされた時は、いかに良い先生に出会うかがとても大事だと思います。周りからも良い先生に出会えればよかったのにと、思わしくない話も耳にします。自分の場合は、本当に良い先生に出会えて良かったと月日が経つごとに感じます。よくお客様で整形外科の先生達から、「岩瀬先生は股関節のスペシャリストで素晴らしい先生だから、岩瀬先生に手術をしてもらって良かったですね」と、よく言われます。

先生は手術の話はほとんどせず、料理やワインの話をして、楽しい時間を過ごしています。

先生、ご家族の皆さん、本当に有難うございました。
次回、冬には「あわび」を食べにいらしてください。シャンパンを冷やしてお待ちしています。