ソルトの気ままなレシピは、プロが教える本格的なメニューから、読者のみなさんによるおすすめレシピまで、いろいろなものを取り上げていきます。
 

トマカンのトマトソース

 

今回は“リストランテ八木”からのレシピです。

トマトソースは家庭の味。家庭ごとにその家の味があります。イタリアでは、北と南でもそのレシピは違い、北のトマトソースはどちらかといえばトマトペーストに近く、南ではトマトを温めるだけ、といった感じです。八木シェフが教えてくれるトマトカンパニーのトマトソースは、これならイタリア人も食べてくれるというもの。トマトの味とフレッシュ感を引き出すスタンダードなソースです。30分で出来ます。


onepoint

塩コショウは使いません。塩は、野菜の持つ塩分を生かすため使いません。コショウを入れると、コショウ臭い味になってしまい、せっかくのトマトの風味が消えてしまいます。トマトソースは、パスタなら和えるだけ。いろいろな用途にお使いください。

シェフ 八木


材料
・ トマト(水煮缶)
・ オリーブオイル
・ にんにく
・ 玉ねぎ


… 70cc
… 1/2かけら
… 小1個(50〜100g)

・ バター
・ 一味唐辛子
・ セロリ
・ 月桂樹(生)
… 10g
… ひとつまみ
… 1/4本(20〜30g)
… 1枚

1.

トマトの水煮の味をみる。缶ごとで味が違うため、よく熟しているかチェックする。ボウルにあけ、トマトのヘタ、残っている皮、傷んでいる部分を取り除く(ポイント!これが絶対に必要。こういう工程を惜しんでおいしいものは作れない。)。手で軽くつぶす。
2. 玉ねぎ、セロリをみじん切りにする。にんにくは細かいみじん切りにする。
3. 鍋にオリーブオイル、バター、にんにく、一味唐辛子を入れて火をつける。
4. にんにくに色がつき香りが出てきたら、玉ねぎとセロリを入れ、弱火〜中火で7〜8分火にかける。油で煮る感じ。
5. 「4」にトマトを加えて強火にし、沸騰に近い状態になったら火を弱めて月桂樹を入れる。
6. 10分煮て出来上がり。

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