先月5日（木）、講演の依頼（静岡ハイテク経営研究会）があり、「食と健康・心と体の健康」をテーマに1時間40分ほどお話しをさせていただきました。会社の社長さん達の集まりで、毎月ホテルで勉強会をやっているとの事です。最初はホテルでやってほしいと言われたんですが、休みではなく木曜日でしたので、今回は当店でやってもらいました。人前で話すのはとても難しく、自分自身が常に実践していないと聞き手に伝わりませんから、料理人にとって食と健康はとても大切な事で、自分のテーマである「心と身体に優しい料理」を常に心掛けていますので、まさにそのままのテーマでした。よく聞かれるんですが、「シェフにとって料理の原点とは何ですか」…自分の原点は「おふくろの煮っころがし」なんです。おふくろの味がプロになった今でも作れないんです。幼少の頃の味が今だに忘れられません。料理は食材の良い物、腕、テクニックは大事ですが、自分が一番大事にしているのは「料理は愛情と真心」。おふくろに教えていただきました。自分の料理を食べに来てくれるお客様は、皆家族なんです。その気持ちを大切に日々作っています。おふくろの味だけで話しが1時間以上たってしまいました。

和やかに講演会が行われました

そして、健康料理も大事ですけど、料理を作る自分自身が健康でなければいけません。自分自身の健康管理は、朝の30分のストレッチ、水泳１K、夕方6時以降は食事をしないetc…20年以上続けてます。勿論タバコは吸いません（ですから歯が真っ白です（笑））。
今回、お話した後、食事をしていただいたんですが、帰りに「食べてみてシェフの話した事が納得した」と言ってくれ、嬉しかったです。もっと嬉しかったのは、話を聞かれた方たちが、数日後にご家族を連れて食事に来てくれた事がとっても嬉しかったです。 参加された皆さん、つたない話を聞いてくれ、大変有難うございました。自分も勉強になりました。