三ツ星会勉強会「焼津ツアー」行ってきました
6月19日火曜日、焼津市にて「海洋深層水」と「水産業」のお勉強。浜松より高速道路で約1時間程度の場所へ、会長ムーラン内田シェフ、副会長オークラ林シェフ、カツヌマ貝沼シェフ、サリーブ鈴木シェフ、SBS柴さん、四川飯店水沼シェフ、事務局町田の7名で向かいました。ちょっとしたハプニング(笑)もありましたが、無事に最初の目的地「深層水ミュージアム」に到着です。
http://www.city.yaizu.lg.jp/shisetsu_ann…/shinsousui-museum/
「深層水…ナニソレ?」「お料理と関係あるの?」「塩っぱくないの?」…ごくごく初歩的な疑問の数々が頭をよぎる中、スタッフの方の説明が始まります。
【海洋深層水とは?】水深200メートルより深いところにある海水のことで、年中温度が一定、栄養が豊富、そして何よりキレイなお水…etc…という特徴があります。ここ駿河湾は最深部が2,500mもある日本一深い湾となっており、さらに焼津市は、水産業が盛んで、交通の便も良く、取水システムも安価に構築できるという好条件が揃っているとのこと。日本全国、世界各国で海洋深層水は注目され、研究が日々進んでいるようです。
【深層水の用途は?】駿河湾深層水は、397mと270mの深さで取水されており、地元の水産業や食品加工などをはじめ、医療分野、美容・健康などの様々な場面でも使用されるようになっています。取水された深層水は、脱塩して淡水化した「駿河純水」と、塩分をさらに濃縮した「駿河濃水」に分けられます。「駿河純水」は深層水のミネラル分などの栄養素を残し、超軟水に仕上げられているので、家庭での飲用、炊飯などのお料理に適しています。「駿河濃水」は塩分濃度が高めになっているため、干物や漬物、塩作りに適しています。枝豆を茹でるのに使用すると美味しくできるようですよ。
シェフの皆さんも興味津々、担当者の説明に真剣に耳を傾けておられました。お料理の仕込みに使えるんじゃないか?…どんなオリジナルの活用法があるだろうか?etc…積極的に意見を出し合っていました。
お昼には地元の食堂を視察。「深層水ミュージアム」からすぐ近くの有名店「小川港魚河岸食堂」へ。
観光客だけでなく、地元の業者さんなどのお客さんで賑わっていました。掲げられているメニューの多さに一同テンション↑↑で、どれにしようか皆さん大いに迷っておられました。料理のプロの方々でも、お客の立場になったら反応は同じなんですね。
昼食後は、満腹感と眠気に耐えながら「静岡県水産技術研究所」へ。
http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/06information/
こちらは2018年5月8日にリニューアルしたばかりの施設で、静岡県の水産業の現状や、水産技術研究所の研究成果、水産業を取り巻く静岡の豊かな海などを紹介する、体験教育的な 展示施設となっています。これなら子供たちも楽しみながらわかりやすくお勉強ができますね。
班長の海野さんと技術員の門名さんが丁寧に対応してくださり、展示室を見学しながら意見を交換することができました。
最後は、焼津といえばココ!「焼津さかなセンター」にてお土産タイム。
種類豊富な地元の海産物に皆さんの目が光ります。じっくりと吟味した上でお買い物を楽しみ、山葵ソフトクリームと共に記念写真で、慰安旅行?(笑)…ではなく、焼津遠征ツアーは無事幕を閉じるのでした。
参加者の皆さんお疲れ様でしたー。
浜松三ツ星会HP
https://www.wr-salt.com/mitsuboshi/