テイクアウトさせてもらえませんか？【シェ・モリヤ】

【シェ・モリヤ】にて、テイクアウトさせてもらえませんか？

記念すべきテイクアウト体験記の第一回目は、ソルトドットコムとも長い、長ーいお付き合い、浜松フランス料理界の重鎮であられます“守屋金男シェフ”の営む【シェ・モリヤ】にて。

フランス料理【シェ・モリヤ】は浜松駅の近く、浜松市中区板屋町の高層マンションにあります。お一人様でも気軽に本格フレンチを楽しんでもらいたいと、カウンター席のある肩肘張らないカジュアルレストランとして、ここ板屋町にリニューアルオープンしてから早いものでかれこれ10年近く経つとのこと。大変気さくな守屋シェフ。カウンター越しにお客様とのざっくばらんなコミュニケーションを大切にしておられます。

【シェ・モリヤ】テイクアウト誕生秘話とは？

守屋シェフによると【シェ・モリヤ】にて“テイクアウトメニュー”を扱うようになったのは約5,6年前なのだそう。それ以前は、「遠鉄百貨店」で年に二回開催されていた“デパ地下フェア”でしか【シェ・モリヤ】の味をお持ち帰りするチャンスはありませんでした。イベントが無くなってからも、お客様から「いつでもテイクアウトができるようにしてほしい」との強い要望をいただいたのがきっかけのひとつだったとのこと。

それと同じ時期に、お店の常連のお客様の一人が“余命宣告”を受けてしまい、病室から出られない状況の中でも「シェ・モリヤの料理を食べたい」というその方の最後の願いをかなえるべく【シェ・モリヤ】の味をどうすれば病室でも楽しんでもらえるだろうかと考えた結果、生まれた形なのだとか。それからというもの、たくさんの方々に、いつでもどこでもお店の味を楽しんでもらえるようにと、【シェ・モリヤ】のテイクアウトメニューが生まれたのだそうです。

というわけで【シェ・モリヤ】のメニューをテイクアウトさせてもらいました♪

今回テイクアウトさせていただいたのは、こちらのメニュー（写真上）。ここに来たら外せない！料理の鉄人・坂井シェフも絶賛したと言われる「究極のトマトのムース」、「フランス仕込みのリエット」、「イチゴのタルト」、「特製フランスパン」の4種。ではではお家に帰って早速いただいてみましょう！

【シェ・モリヤ】のテイクアウトメニューで“おうちレストラン”開店です！

全部を並べるとこんな感じ。【シェ・モリヤ】のテイクアウトは、そのままの状態でいただくのがベスト。下手に自分で盛り付けてしまうと形が崩れてしまうので、せっかくのお料理が台無しになってしまいます。ただ白いお皿に乗せるだけで、いい感じにになっちゃいます。

まずは「究極のトマトのムース」から

“料理の鉄人”坂井シェフをして「これだけはモリヤにしか作れない」と言わしめた究極のトマトのムース。【シェ・モリヤ】でしか味わえない夢の一品、、、のはずが、なんと“我が家”で楽しめてしまうだなんて、考えたら贅沢ですね。

そして「フランス仕込みのリエット」

“究極のトマトのムース”に次ぐ人気を誇るのがこの“リエット”なのだそうです。フランスの伝統的な保存食で、フランス人にとってワインのお供には欠かせない一品。豚肉だけで作るのが一般的ですが【シェ・モリヤ】では、豚に加えて、ウサギ、鴨、仔牛、鶏、ベーコンと、なんと“6種類のお肉”を使っているのだとか。果たしてどんなお味なのだろうと興味津々です。

「DONQ-ドンク × シェ・モリヤ」の「特製フランスパン」

【シェ・モリヤ】の特製フランスパンは、神戸に本社を構える老舗パン屋である「DONQ-ドンク」さんが担当しているのですが、特別に守屋シェフのレシピ通りに製造しているのだそうです。つまり、シェフがフランスの修行時代に本場のパン屋さんで学んだレシピを「DONQ-ドンク」のパン職人が忠実に再現したものが、このフランスパンなのです。しかもこのパンは「DONQ-ドンク」では非売品で【シェ・モリヤ】でしか味わえないということで、プレミア度が高いですね。

そのまま食べても確かに美味しいこの「特製フランスパン」。外はカリッと中はフワフワもちもちで、香ばしい小麦の香りが食欲をそそります。トマトのムースにも、リエットにも抜群に合います。「これがあればワインがいくらあっても足りない」と言う、フランス人の気持ちがとてもよくわかります。

最後は「イチゴのタルト」で締めくくりです。

サクサクに焼き上げられた、甘酸っぱいイチゴが印象的で美味しい、食事の締めくくりに何ともふさわしいデザート。前菜からデザートまで全てをこなす守屋シェフの技術、まさに職人です。

【シェ・モリヤ】にて、テイクアウトさせてもらえました！