リグ−リア州のチンクエテッレ地区。
ここは、岸壁にはりつくようにある5つの街からできている所です。
宿泊施設も少なく、その情報もほとんどないし、交通の便も決していいとは言えないので、あまり行く人はいないんじゃないでしょうか。
僕達もインターネットで収集できる情報を集められるだけあつめ、あとは行き当たりバッタリで行くことに。
5つの街は電車で移動でき、各5分程度で次の街に移動できます。
観光名所みたいなものは得になく‘太陽を浴び・おいしい料理を食べ・海の音をきき・素朴な人々の生活を見る’というバカンスをする場所です。
でも、その海の青さったら、いつまで見ていてもあきません。
…ということで、食って歩いたチンクエテッレの写真。御覧下さい。
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最悪!雨が降り続いている。‘太陽があるのとないとのとではこうも違うのか’っていうのが後でわかります。おいっココ本当にイタリアかよっ!!!ていうぐらい伊豆(熱海?)の海に似ていました。…でも街自体はカラフルで、カワイイです。
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突然こんな建物があったりする。 人が住んでいるのか、はたまた何かの施設なのかは結局、判明せず…。
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ここリグ−リアはフォカッチャが名物。 これを食べるのも目的の一つで、早速ゲット!!
切り売りのピッツァのイメージがあったからあまり期待はしてなかったけど、これが旨いのなんのって!!
おもわず“ビール下さいっ”て言ってしまいました。
アンチョビのフォカッチャとタマネギのフォカッチャ。全然硬くない。フワフワで柔らかい。
雨ばかりで、つまんないなぁ〜と盛り上がりにかけながらも、レストラン選びはウキウキ、ドキドキの僕らの最大イベント!
迷いに迷って選んだ店へ(名前忘れてしまった…)
ところが、料理が出てきてビックリ!そこはすごい店でした。
まず前菜。海の幸の前菜。
おもわず、これ1人前?って聞いてしまいました。 すごい量
!半端じゃないよ!!
メカジキのマリネ、メカジキの薫製、イワシのレモンマリネ、茹でた小エビetc....。
でも、どれもこれも程よい塩味と、酸味で、白ワインがスルスルとススム。
前菜が良いと、これはイイゾって期待に胸がふくらむ… |
スパゲッティボンゴレ、うまかった〜。
.....これだけ見るとフツーでしょ!?
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…でもこの器見て下さい。
ゆうに2人前以上はあると思われる
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よそのテーブルもこれが運ばれてくると、「オオー」とか、「ウウ−」という声が上がっている。
そうか、ここはこの量で出てくるのが名物だったのか。
どうりで、周りの人は、パスタ頼む時、1人前しかたのまなかったはずだ!!
しらなかったボクらは.....。
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…というようにトロフィエ アル ペスト(もちもち手打ちパスタのバジリコペーストあえ)を頼んでいたのだ。
でもこれを食べるのが目的だったから......ト、トライです。
本当のバジリコぺーストは、どんなだろうと前から思っていたんですが、店で出しているのと変わらない気がして、ホッと安心。 |
満足顔ってこのこと?
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メイン料理の前にカメリエ−ラが、メインどうする?やめとく?ってイタリアでは珍しく聞いてくれた。
迷ったけど、次の日の事も考えて、エビのグリルだけは食べた。
周りの人達は、よく食うなぁあいつらって顔。
笑って見ている夫人もいたが、そこは根性、これも仕事だ!!(嘘つけ!)
でもグリルだからあっさりしていて、ぺろっと。
さすがにドルチェはパスしましたが。 |
…で、ここリグ−リアのシャケトラというデザートワイン。
これは日本では輸入があまりされていないらしく、あまり知られていませんが、でも飲みたかったワイン。
甘くて、香りがよくて、食後にぴったり。
脳みそもとろけますよ。本当に! |
店内はこんな感じ。
店が忙しい時にだけ手伝いに来るというちょっとふくよかなカメリエーラが、大汗を流しながら、がんばってる。
この人がかなりいいキャラクターで、楽しい食事に1役かっていました。
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ホテルの屋上。
天気が良ければ、ここでビールでも飲めるのに…。 でも静かな街で、聞こえるのは波の音だけ。雨の香りと土の臭い、時間もゆっくりと流れている。
リフレッシュするにはもってこい。
ホテル玄関。
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午前中は小さな市場が…
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野菜も元気!
この時は、谷野ファームの野菜を思い出しました。
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チンクエテッレはモンテロッソ、マナローラ、コルリーニア、ヴェルナッツァ、リオマッジョーレとジェノヴァ方面
からトスカーナ州に向かって並んでいる街です。
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