プランゾにボッカダーマに。これぞエノテカ オステリーア。クローズ時間無し。いつでも食べられる、飲める。
お客さんは、名物のクロスティーニを各種頼んで4人で食べ、グラスワインでお喋り、そして帰っていく人達もいれば、ダークスーツでビシッときめたおじぃーちゃんを頭に、息子夫婦、孫など総勢10人位
で大きなテーブルを囲んで、スーパートスカーナワイン(パレオ?)をオーダー。こんなエノテカで仰々しくテイスティングをし、うむっ、とうなずき、前菜、プリモ、セコンドと食事を始める。そんな様子が全然浮く事無く、普通
に行われている。これが本当の意味で地元の人に愛されている(密着している)エノテカ オステリ−アなんだなあ、としみじみ思う。いいもの見させてもらいました。
そんな光景を指をくわえて見つつ
(怒られる、、、。)オーダー。
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ボッカダ−マ風サラダ。
野菜うまいね、たまご濃いね。 |
ベーコンのトマトクリームペンネ。
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ナスとポモドリーニのパスタ。 |
どちらも、ボリューム満点。セコンド頼まなくて良かったなあ。 |
さすがエノテカだけあって、ブルネッロがグラスで飲める。
店内はエレガントではなく、雑然。自然光が降り注ぎ、鮮やかなユリが飾られていた。
トラットリア ザザ。賛否両論ある店のようですが、なんとなく僕達は好きなんだヨなあ。
今日は気分を変えて外の席で食べようと言う事に。ところでこの店、テーブルまでの名物案内役(あくまでも僕達の中だけですが)がいるんです。それが日本人女性なんです。2年前にここに来た時はすでに働いていたから、3〜4年はいるのでしょうか?その時はバイトかな、なんて思っていたのですが(おどおどしていたし)常連さんには愛されている感じでした。
まだ働いているのかな、とうっすらと思いながら待っていると、居ましたよ、いやー堂々として貫禄が!髪型やファッションなんかが見事にイメージチェンジされていて、イタリアに暮らすアジアの人となってました。
パッと見た感じでは、日本人かどうかはわからない感じでした。やはり長い事外国で暮らしているとセンスも変わってくるんでしょうね。ひょっとして、息子さんと結婚してしまっていたりして。。。。。ありえますね、見事に仕切っているモン。
ちなみに彼女、一言も日本語は話し手くれませんので、、、、、。
初めてのテラス席。いやーいつも混み合っていて落ち着かない店内とは違って、外は気持ちいいですね。でも、時折ダークスーツで決めた大柄の黒人の方がキョロキョロしながらあるいているぞ。食事中は気も緩みがち、気を付けよう。
いきなり、プリモから。
パゲッティ アル ポモド−ロ 。 |
タリアッテッレ アル ボロニェーゼ。 |
いやあ、おいしかったあ!
この店でこんなホッとした事なかったけど、ポモド−ロもボロニェ−ゼも優しい味で。
目指すのはこの味だな。うんうん。 |
ポッロ フリット コン パターテフリッティ。
鶏の空揚げとあなどる事なかれ、ポッロはこの店のな人気メニューだそうで、はじめてトライ!イタリアは鶏もうまいぞ!!噛み締める程にしたたる肉汁。ハウスワインのサラッとしたキャンティにぴったしカンカン(古っ!!)。
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またまた、アリスタ コン ウチェレッティ。
もちろんアリスタもうまい。Gozziの方がもう少し香草きいてたな。こちらはソフトな触感だけど噛めばジュッと旨味があふれる。付け合わせの、白いんげん豆のトマト煮はフィレンツェの定番。
いいね、やっぱり。 |
しっかし、水のグラスがなんとも言えない。イイ味だしてます。
ふうっと一息付いて、ドルチェ。 |
ババロア 。 |
パンナコッタのチョコレートソース。 |
これは、見たトウリの味です。 |
いや、楽しい夕食だった。テラスで気分良く食べられたのは久しぶり。
車も通らない広場だからだろう。 ところで、さっきの黒人の方はセキュリティの人でした。荷物捕られるなよ、と目で合図をしてくれるのでした。
さてさて、ジュリアーノ宅に。
初めて泊まらせてもらいます。3日間。 彼等もニューヨークから帰国してまだ3ヶ月。バタバタしている様子。元の生活パターンに戻すのが大変なようだ。
よほどN.Yがよかったようで、話しの端々にN.Yの事がでてくる。英語が時々混じってのイタリア語。
彼等は約2年がかりで自分の家を作っている。正確には廃屋になっていた建物を買い、そこに住む為に修復している。とにかく早く完成させようと必死。それにしても、よくも自分でやるなあ。N.Y滞在をはさんで、2年以上やっていいるもんなあ。気が遠くなるよ。
昼食は彼等の友人の家で食べる事に。オリーブ農家の人なので、オリーブ畑のど真ん中に家がある。いいなあ〜、毎日この風景かあ。
2匹のドデカいシェパードが出迎えてくれる。飛びつくなっつーの。
人の家に来ても何か始めるジュリアーノ。そして出来たのが、、、、
赤玉葱のフリッタータ。
写真の中の二人の手に注目。待ったがかかっている状態。 |
バッカラのリヴォルの風。ルクレッツィア作。
少し重かったけどうまいのなんのって、、、、、。 |
そして赤ワインはアンティノーリの畑が近いからそこから分けてもらっているそうで、、、。
ありえねぇぇ〜〜〜。
混ざりっけがなくて、スルッと飲める。絶対二日酔い無しって感じ。
いやいや、やられます。 |
レナータのお母さんのりんごのタルト。
素朴で美味しい。 |
そして最後は、自家製のヴィンサント。
度数もあるけど、自然な味で雑味がない。この環境だからうまく感じるのか?それもあると思うけど、抜きにしても素晴らしいヴィンサントでした。
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この風景だもんね。全部敷地。 |
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さてジュリアーノ家は山の中にあるのですが、以前から湖があるから行ってみようと言う話しをしていました。実はその湖とは、、、、、。
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これが、その湖。
自生しているフィノッキオ。いい香り。
フィノッキオいっぱい
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この湖は、男性の為の(?)出会い系の、湖なのだそうです。そういえば、一人の方がいっぱいいるようで、、、。
そして夏になると、ある一部のパートはヌーディスト達がたくさん集まる様で、昔は家族ずれで賑わっていたのに、とレナータはぼやいておりました。
それにしても、小さいけれど美しい湖です。芝生に寝ッ転がっていると、時間を忘れてしまいます。
キャンティ クラッシコ地区を表す看板。 |
丘の上の未婚の母の為の教会。楽しそうに遊ぶ子供達。 |
フィエーゾレの景色は夜がきれいよ!とレナータ。 行くなら連れて行ってあげるけど、、、、
って、22:00だぜっ!!??パワーあんなあー。
そんでもって、これが夜景。
星空で、その光しかないけど、
しばらくすると目が馴れて見えてきました。
ドゥオーモがポンテヴェキオが。
何の音もない、風の音だけ。有意義な時間って感じ。
2日目。僕は2度目となるある山の頂上にある街のフォカッチェリーアへ。とにかく美味しいと地元で評判だそです。いるいる、人だらけ。若者、家族に、バイク乗り。本当にここ以外なにもないから、目指して来ているんでしょうね。普通
だったら行けないと思うなあ、ジュリユッチョに感謝、感謝。
ハム、カルチョウフィ、フンギにポモドーロ。
どれもおいしい。こんな場所にこういう店があるのがイタリアらしいなあ。
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自生している、レモンミント。
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のどかな風景は続く。 |
サルシィッチャのトマトソース に |
グリーンピースのフィレンツェ風煮。 |
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焼き上がるまでは、
レナータは英語の勉強、ジュリアーノはテレビ。
のどかだなあ。
で、僕らは外へ。
すぐ横は小川がさらさらと流れていて澄んだ空気が。 |
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炭焼きパンのブルスケッタ、サルシッチャのトマトソースをのせて。
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焼かれる鶏さん。うまそ。
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フィノッキオとトマトのサラダ。
これが信じられない程のうまさ。 |
鶏の焼き上がり。 |
いただきます。 |
バナナと苺のマチェドニア。
その場で話しをしながら、レナータが作ってくれた。 |
さあ、毎回必ず連れて行ってもらう、Greve in Chiantiへは、「夜は昼間と違って人が少なくて、建物がライトアップされて、綺麗だから」ということで、暗い山道を出発。
これが、ワイン好きが集うPiazza.そのまわりには、Ristorante,Trattoria,BarやAlbergoがぐるっと囲んでいる。
その1軒のBarにて、食後のエスプレッソ。
小さいが評判のリストランテ。今度はここで食べたい。
そうそう、ここのPiazzaのネルボーネというTrattoriaですが、フィレンツェ中央市場内にある食堂ネルボーネの支店なのだそうです。おいしいんだろうなぁと毎回外から眺めているのです。
翌日は快晴っていうか熱い。シエナにでも行ってみるかと列車にて移動。シエナ駅からCentroまでは徒歩で30分かかるので、(しかもエンエン坂道)いつもはバスで行くんですがたまには違う景色で行ってみる事にしたのです。
昼食はいつものTrattoria Papei。んんっ。まてよ今日定休日では?不安的中。とりあえずドォーモでも見て、もう1軒名前は知らないけど、おいしかった店を記憶を頼りに探す事に。探せと探せと、全く見つからない。ど
どこでもいいってのは許せない。旨いものを探す嗅覚発動中!
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