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季節によって、わたしたちにいろいろなおいしさを味わわせてくれる料理。
そんな料理を味わう時に一緒に飲むワインにも、季節があります。
「食」と「ワイン」の関係を大切にしているソムリエ、南竹栄子さんが、そんな季節を感じさせるワインを紹介してくれます。
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コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
(ドメーヌ・グラン・ヴヌール)
スイス・アルプスの氷河に源流を発し、フランスを滔々と流れ、地中海にそそぐローヌ河。
その流域の南部で作られる赤ワインです。
この暑いのに赤ワイン?
と思われるかもしれませんが、これを冷やして飲んだらどうでしょう。樹齢40年の木から作られるこのワインは、12℃くらいに冷やしても、力強さや、濃厚な果実味を失いません。
ステーキやロースト、焼肉など牛肉との相性がよく、
これからの暑い夏にもついおかわりをしたくなる、食欲をそそられるワインです。
他の赤ワインも冷やして大丈夫?・・・ボジョレーならしってるけど。
残念ながら、赤ワインを冷やすと苦味や渋みを強く感じたり、反対にそのワインの個性が十分に味わえなかったりすることが多いのです。でも他にも、きっとあると思います。
(例えばロワールの赤で、ブルグイユなどは冷やして飲まれることが多い。)
試されて、美味しいワインが見つかったら教えて下さいね。
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Profile
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みなみたけえいこ
91年全国でも女性は1割というソムリエ資格を取得、浜松初の女性ソムリエとして話題を呼ぶ。
浜松市佐鳴台でシェフのご主人とフランス料理レストラン・エピファニーで、マダム役とソムリエ役の2役をこなしている。舞阪出身。
感想やご意見はメールで epiphanie@wr-salt.com
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