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季節によって、わたしたちにいろいろなおいしさを味わわせてくれる料理。
そんな料理を味わう時に一緒に飲むワインにも、季節があります。
「食」と「ワイン」の関係を大切にしているソムリエ、南竹栄子さんが、そんな季節を感じさせるワインを紹介してくれます。
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ロバート・モンダヴィ抜きには語れないカリフォルニアワインの中で,フラッグシッ
プともいうべきワインがこの「オーパス・ワン」です。モンダヴィとフランスのシャ
トー・ムートン・ロッチルドが協力して作り上げた,文化と哲学が融合した希有なワ
インです。
つい先だっての沖縄サミットの晩餐会では白がシャブリ,赤がこのオーパス・ワン
1992年でした。普通はフランスの銘醸ワインが出されることの多い席ですが,クリン
トン大統領への配慮があったのでしょう。
フランスでは,各国首脳の歓迎晩餐会や午餐会などでのメニューやワインの選び方
で,フランス側がどういう政治的意図や,心情を持っているかがわかるといわれてい
ます。
1994年にフランスを公賓として訪問した羽田首相の午餐会では,プイイ・ヒュ
メ'91(ロワール地方)とサン・ジェルマン'91(プロヴァンスの赤)でした。二大名
産地のボルドー・ブルゴーニュの名醸ワインが入っていないうえに,プロヴァンスの
赤という日常的なワインが出されるのは,エリーゼ宮のメニューとしては珍しい事だっ
たそうです。
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Profile
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みなみたけえいこ
91年全国でも女性は1割というソムリエ資格を取得、浜松初の女性ソムリエとして話題を呼ぶ。
浜松市佐鳴台でシェフのご主人とフランス料理レストラン・エピファニーで、マダム役とソムリエ役の2役をこなしている。舞阪出身。
感想やご意見はメールで epiphanie@wr-salt.com
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