「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「三崎港の鮪漬丼からフラスカティのバーニャカウダになりました」

 清八でございます。たいへんごぶさたでござりました。
前回の続きです。5月11~12日と、久しぶりに仲間11名で東京ウォーキングをしてきました。11日は、新幹線で品川降車、京急に乗り換えて三浦半島の三崎口まで、そしてバスで三崎港に着いたのがちょうど12時、ということはランチタイムです。三崎と言えば、「まぐろ」です。客引きのネーネーに引かれて庄和丸という地魚料理のお店へ入りました。壁メニューには、「鮪ステーキ」「鮪珍味」「鮪顎肉」など酒の肴が並んでいたのですが、これから雨の城ヶ島をウォーキング予定でしたので、「鮪漬丼」(画像①)でがまんしました。ランチ後、渡しボートで島へ渡った段階で、どしゃぶり状態、それでも傘と合羽で灯台から三浦半島最南端の城ヶ島公園まで歩き、バスで三崎口まで戻ることができました。品川から神田の定宿ホテルにチェックイン、雨に濡れたウェアをかわかして、反省会会場に出掛けました。今回の会場は、新橋第一ホテルの地下一階にあるドイツビールレストラン「J‘sベッカライ」の宴会コースにしました。乾杯のドイツビール(画像②)から始まって、ジャーマンポテト(画像③)、ソーセージ盛り合わせ(画像④)、アイスバイン(画像⑤)、おつまみプレート(画像⑥)と続きました。もう年齢的に飲み放題は無理だろうと各自が頼むようにしたのですが、ビールとワインの追加・追加で予算オーバー、結局、飲み放題にしておけばよかったのに、でした。神田の駅に着いた時に思い出したのですが、今年の神田祭りは9日から15日までの日程で、11日は「神幸祭」、終日、神輿や鳳輦が氏子の町内を練り歩いていたのです。(画像⑦)

画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥
画像⑦

翌12日は、神田明神への宮入りでした。東日本大震災の影響で中止となったため四年ぶりに全町内が揃ったのです。ご縁のたまもので、ホテルのすぐ近くに会所があったので見学させていただきました。賄いのご婦人連がお揃いの浴衣に割烹着、地毛での日本髪(画像⑧)、襷姿もかっこよかったですよ。賄い料理はフライドチキンやハンバーガーではなく、お煮しめでした。神輿の宮入りと町内のお練りには太鼓や笛はなく、掛け声と柝のみ。揃いの半纏、法被と締め込みで、こちらもたいへん、かっこよかったですよ。氏子代表さんや差配の方の紋付羽織袴姿、着流しに半纏・法被姿も絵に書いたようなかっこよさでした。神田明神では、本物の神田囃子を聴けました。(画像⑨)こうした嬉しい予定外行動で神田明神には午前中、滞在しておりました。11時頃からは、山手線で神田から池袋へ移動、東武東上線で成増駅着。駅北口にあるテイクアウト惣菜・弁当店でランチ用のお弁当を買って、バスに乗り込みました。目的は、乗蓮寺にある奈良・鎌倉に次ぐ日本で三番目の大きさを誇る東京大仏(画像⑩)を見ることでした。近くの赤塚植物園を散策、ランチして成増駅に戻り、帰りは東京駅へ。話題の日本郵便株式会社のショップ&レストラン「KITTE」(画像⑪)を見学できました。夕方からは、ゆりかもめ「日の出駅」まで移動、東京ベイ・クルージングレストラン「シンフォニー」(画像⑫)でのサンセットクルーズとバイキング(画像⑬)をいただきました。他の乗客様たちは、食事の後はデッキに上がって東京ベイを見たり、写真撮影したりして楽しまれていたようですが、当方のグループはテーブルと料理テーブルとドリンクカウンターの往復で2時間、あっという間に過ぎてしまいました。こうして楽しかった二日間が終わろうとしていたのですが、浜松までの新幹線車中は爆睡であったことは間違いありません。

画像⑧
画像⑨
画像⑩
画像⑪
画像⑫
画像⑬

 さて、翌週19日(日)夜は、「別冊ちりとてちん」に掲載していただきました「第67回・本果寺寄席 三笑亭可女次・瀧川鯉昇二人会」を開催、そして打ち上げも開催させていただきました。前夜18日は奥山落語会のお手伝いだったのですが、可女次さん(画像⑭)が怪談噺を演じられることになり、19日の高座でもリクエスト、ご住職から立派な燭台をお借りし本格的に蝋燭の灯りだけで演じていただけました。この画像は照明を消す前の段階です。
当会での本格的な怪談噺は、平成元年以来で、しかも本火を使ったのは初めてでした。噺の後は、「奴さん」(画像⑮)を踊っていただけました。怖い噺の後は、ご陽気にしてお客様をお送りするようになっているのです。いくら街路灯が点いていても、夜のお寺ですからね。さて、打ち上げは、21時10分にスタートできました。前夜は、22時スタートでした。今回も日曜日の夜席となりましたので、豊橋フラスカティの榊原シェフがスタッフと共に来客、打ち上げにも参加していただけました。しかも、イカのやわらか煮(画像⑯)、バーニャカウダ(画像⑰)、チーズ・ハム・パンなどなど(画像⑱)差し入れしていただけました。本当にいつもお世話になっております。三可女さんにも鯉昇師匠にも、可女次さんの後援会長さんにも、「これが毎回ではありませんから」と言い訳しておきました。

画像⑭
画像⑮
画像⑯
画像⑰
画像⑱

毎月、毎週、毎週、こんな週末イベントを企画して楽しんでいるわけではありませんので、くれぐれも誤解されないよう申し添えておきます。


三崎・庄和丸 http://r.gnavi.co.jp/6187172/
新橋・J‘sベッカライ http://r.gnavi.co.jp/a722201/
シンフォニー http://www.symphony-cruise.co.jp/index.html
可女次会 http://kamejikai.net/kaisoku/index.html

2013.6.13


38年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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