「ちりとてちん」? 実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。 噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・
「東京・駒場から名古屋・柳橋と続きました」
清八でございます。また二か月間、ごぶさたしてしまいました。 9月30日、神田連雀亭(画像①)の夜席に居りました。昨年10月、東京都千代田区神田須田町、神田やぶそばの正面の雑居ビル二階にオープンした小さな寄席です。椅子席で満席で38席です。東西の噺家・芸人さんたちが増えて、なかなか寄席とか演芸場の定席に出演できない状況になっているんです。そこで、二ツ目の落語家、講談師たちの勉強会の会場として創られたそうです。昼席は11:30~12:30三人出演でワンコイン、つまり500円、13:30~15:00四人出演で1,000円、夜は貸席となっていました。この夜は、私が地元・新居町のお寺の庫裡で34年間続けている「本果寺寄席」に三回来演していただきました、春雨や雷太さんと同僚の桂夏丸さんの二人会でした。いくら平日の夜といっても、38席の椅子に17席、ぜいたくな会でした。終演後、近くの居酒屋で打ち上げと、希望したのですが空いてなくて、お二人にはお馴染みの「海老専家・神田須田町店」(画像②)に入りました。店名からして、海老料理を頼むべきだったのでしょうが、ピータン豆腐、チャーシュー、キュウリガーリック和え、本格四川麻婆豆腐、塩麻婆豆腐、上海焼きそば、揚州黒チャーハン、そして紹興酒のボトルを頼んでおりました。一階は厨房とカウンターに7席、二階にテーブルが5つで20席だったでしょうか。チャイナレディが接客係でしたが、殆ど日本語を理解しようとしないタイプで、紹興酒、砂糖なしロックで伝えたかったのに、先ずはグラスが6コ並べられました。(参加者6名でした)「違う、氷」と言ったら、氷の入ったグラスが6コ並べられ、テーブルの上は、グラスだらけになってしまいましたとさ。塩麻婆豆腐と揚州黒チャーハン(画像③)は初めて食しましたが、絶品でした。 さて、翌10月1日のランチは、東京大学のフレンチに行ってみました。本郷ではなく、駒場キャンパスの中です。京大キャンパス内のランチについては、「その61」で書かせていただきましたが、とうとう東大です。ルヴェンソンヴェール駒場(画像④)です。駒場ファカルティ・ハウスという元同窓会館の一階(画像⑤)にあります。昭和初期の洋館なので、周辺を散策しても雰囲気があります。もちろんOBOGでなくても利用可能です。ランチは11:00から14:30で無休です。日替わりのランチは、ミニサラダ、パン付きのワンプレートで、メインを肉(画像⑥)か魚(画像⑦)を選べます。どちらも800円、コーヒー又は紅茶を付けると1,000円です。なにしろ、このキャンパスの周りは高級住宅街なので、マダムたちのランチの定番のようでした。ちなみに東大でも本郷には伊藤国際学術研究センター内にホテル椿山荘系列のフォレスタがあり、赤門カレー、ワンプレートランチとも1,020円とのことです。 運命の10月16日です。久しぶりの名古屋出張の帰り、ネットで見つけたお店に立ち寄ることができました。JR名古屋駅からミッドランドスクエアを越して、柳橋中央市場の中、当然、市場はクローズ後なので灯りは少なく宵闇を進むと、突然、シャッターの一部が開いていて灯りが漏れていました(画像⑧)。天ぷらとワインの店「小島」、今年の6月にオープンされていたそうです。8時から14時までは、天丼ランチを提供、18時から22時までは、ワイン用の天ぷら屋さん(画像⑨)になります。カウンター12席、四人テーブルが三つありました。カマンベール、ゴルゴンゾーラの天ぷらは確かにワイン用です。キノコ、松茸、ふぐ、鱧、蟹、竹輪、すべて一口サイズのため一時間で全品食べてしまいそうでした。日曜日休みですが、しばらく通ってみたいと思っております。
神田連雀亭 http://ameblo.jp/renjaku-tei/
ルヴェソンヴェール駒場 http://leversonverre-tokyo.com/restaurant/komaba/
天ぷら小島 http://www.tenpura-kojima.com/
2015.11.10 清八