清八でございます。
今年のゴールデンウィークは沖縄の離島ではなく、デンマークとスウェーデンに行ってきました。それもフライトチケットとホテル予約のみで。いつもお世話になってる旅行社のスタッフからも「変わっている」と言われました。観光シーズン前で、まだ春の手前で日中の最高気温は11度という現地予報だったからです。しかも、アンデルセン生誕200年記念イベントも、日本EU市民交流年イベントも開幕前です。
成田からコペンハーゲン空港まで10時間50分(帰りは10時間20分でした)、飛行機から降りて、パスポートを見せて、預けてある荷物を受け取って、まったくチェックも無く、空港内で換金して、30分後にはホテルのチェックカウンターに居ました。そのうち、空港からホテルまでの移動時間は約10分でした。お迎えを頼んであった現地日本人の説明によると、三日ほど前から木々が芽吹いてきて春の気候になっているとの事で、日中の気温は15度ぐらいまで上昇しているが、観光シーズン前なので混雑していなくて、いいタイミングだと言われました。今回は、コペンハーゲン・スティ四日間なので、時間の許す限り、現地情報を教えてもらいました。日常会話としては英語で十分なこと、カフェや居酒屋、レストランがたくさんあるが、消費税が25%なので飲まなくても、ランチでも日本円で2,000円、ディナーでは1万円近くなってしまうので注意すること、道路は車道・自転車車・歩道と三つに分かれていて、自動車よりも自転車と接触して怪我をする危険性が高いということ、そしてスウェーデンへの入国の仕方・電車の乗り方など……。しかし、宿泊したラディソンSASロイヤルホテルはチボリ公園の向かい、国鉄中央駅まで徒歩2分、道路を渡るとツーリストインフォメーション、24時間営業のセブンイレブンありと、最高のロケーションでした。スカンジナビアは白夜で有名ですが、ここコペンハーゲンでも夜8時半頃までは昼間の明るさでした。初めての夕食は何にしようかと考えたのですが、日本との時差が7時間(日本時間では午前様)に気がつき、セブンイレブンでカールスバーグの缶
ビールとピザにしました。今回の画像に写したのがCarlsbergの最高級ビールでアルコール度数7.2%のElephantビール、もう一本がTuborgの最高級ビールです。味は、Elephantがエビスの長時間醸造、Tuborgがサントリーのモルツと言えば、ご理解いただけるでしょうか。市内の居酒屋には、当然、この二大ブランドの生ビールがありました。ご承知のとおりデンマークのビールはCarlsbergなので、最近では、ベルギービールの種類が増えてきたんだそうです。
さて、翌5月1日は日曜日でした。この国のルールですから判っているのですが、飲食店を含めて殆どのショップは一斉休業です。そこでホテルでの朝食後は、ガイドつきボートでの運河めぐりでウォーターフロントから市内見学することにしました。ところで、ホテルの朝食には北欧料理の「スモーガスボード」のコーナーがありました。ニシンやイワシ、サーモン、ハム、塩漬けソーセージ、レバーパテ、チーズなど冷たい料理がたくさん並べられていて温めていないお皿に自分で好きなだけ取って食べるものです。「日本のホテルの朝食でもあるのに、それがどうして北欧料理?」疑問に思われる方も多いと思いますが、このセッティングを経験した日本のホテル・飲食関係者が導入した時に、「スモーガスボード」では意味がわからないから、北欧料理=バイキングと繋げてバイキング料理とネーミングしたんだそうです。しかも最初に命名したのは帝国ホテルだという説が濃厚です。
パンの種類がたくさん、しかも私の大好きなライ麦パンが5種類はありました。デニッシュも3種類、フランスパンも3種類、ブルーベリー、ラズベリーのジャムは、一口味わっただけで無添加とわかりました。それから、毎日、私の大好きなキッシュが焼き上げられていて、この朝食だけでも五つ星のホテルだと理解できました。
ボートでの運河めぐりでは、港まで出て、リトルマーメイドを反対側から観ることができました。そうそう、「世界三大がっかり」って、知ってはりますか。諸説があるのですが、最大公約数では「シンガポールのマーライオン」「ブリュッセルの小便小僧」「コペンハーゲンの人魚姫」とされているようです。いろいろな理由があって、例えば小便小僧は「思っていたより小さかった」というのが最大の理由です。この人魚姫も同様の理由なんですが、普通に写真を撮ると背後に軍港や軍艦が写ってしまう事も理由の一つです。マーライオンは、ご自分で確認してみて下さい。
前述したとおり、各ショップは日曜日で閉まっていましたので、午後は古城めぐりのバスツアーを申し込みました。昼食は何にしようかと迷っていても休日の店が多かったので、手っ取り早く、ハンバーガーとホットドックにしました。おそらくは万国共通の食べ物ですので、この場面は割愛、古城めぐりとディナーのレポートは次回とさせていただきます。
2005.5.9 |