清八でございます。
8月16~17日、東京へ行ってきました。直前になってチケット確保できた、こまつ座の「闇に咲く花」を新宿・紀伊国屋サザンシアターで観るのが目的でしたが、せっかくなので遠州地区では食べられない料理を食べてきました。ランチは、日本でただ一つのスウェーデン料理スモーガスボード専門店にしました。赤坂東急プラザホテルの一階に1971年からオープンしている「レストラン・ストックホルム」です。三年前のゴールデンウィークに訪れたコペンハーゲンのホテルの朝食で初めて体験したのですが、最近、ホテルの朝食では会議室とかイベントルームに大皿料理を並べて、セルフでお好きなだけどうぞというシステムが当たり前のようになっていますが、もともとは、このシステムがスウェーデン料理で、バイキング料理として日本に入ってきたとのことです。ご興味がありましたら「ちりとてちん」のその43を覗いてみて下さい。誤解のないように紹介しますと、スウェーデン料理ですから、当然、ご飯も味噌汁も塩鮭もありません。スクランブルエッグもカレーライスもありません。第一の皿はニシン料理が6種類味わえます。第二の皿ではチーズとスモークサーモン、スモーク鱈です。第三の皿ではソーセージやロースビーフなど肉料理です。第四の皿では、こけももソースのミートボールになります。そして第五の皿では、フルーツとケーキとなります。(余裕のある方は、第10の皿まででもかまわないそうです)この間には、6種類のサラダ、キャビア、そして6種類のライ麦パン、ソフトドリンクがありました。ディナーには煮込み料理や海老料理が登場するようですが、ランチタイムの内容で充分満足できました。入られた方もおられると思いますが、愛地球博のデンマーク館でお一人様サイズのスモーガスボードが提供されていて全メニュー食べた記憶があります。
写真① |
写真② |
今回はランチでしたのでビールを飲みながらでしたが、ディナータイムでは発泡性ワインや焼酎での大宴席になるのだそうです。機会がありましたら味わってみてください。
くわしくは、次のURLを覗いてみて下さい。写真①がレストラン正面、写真②が別注文した赤蕪の冷たいスープです。
http://www.stockholm.co.jp
さて、夜は、前回の香港ツアーではまってしまった中国雲南省料理のお店を探しました。雲南省は中国の西南部に位置し、薬草、香料、キノコなど山の幸に恵まれている土地で、米が主食、和食のルーツとも言われている料理なんだそうです。北京ダックもツバメの巣もフカヒレもアワビ、餃子・シュウマイもありませんが、毎日の食事としては最適な中華料理ではないでしょうか。
写真③ |
写真④ |
この日は突然の雨の中、千代田区外神田の「過橋米線(かきょうべいせん)」を見つけました。この店名にしている「米線」は雲南省の名物料理で米からできた麺と生魚、生肉、野菜と一緒に熱々のスープに入れて食す、コンロのないしゃぶしゃぶのような料理です。今年のように熱帯の時期にはぴったりの料理なんですが、今回は、あまりの暑さに夏季限定の冷し米線(写真③)を頼んでしまいました。薬膳料理とは名乗っていないのですが、天麻、三七、クコの実、百合根、甘草、冬虫夏草、当帰、銀耳などの漢方食材を取り入れているため体には良い気がしました。店内は満席で、予約してなかったのですが偶然空いていたようです。店内の店側と満席のお客との会話が日本語ではありませんでした。たぶんアルバイトの女の子は中国人だと思います。このお店でうれしかったのは、酒の肴が30品、各税込み298円で用意されていることでした。「太刀魚の雲南風(写真④)」、「落下生の雲南煮」、「ピータン豆腐」、どれも紹興酒の肴にぴったりでした。写真⑤は、「雲南老江湖豆腐」ですが、厚揚げのハンバーグのような感じでした。念のため、これは298円ではありません。
このお店もご興味がありましたら、次のURLを覗いてみて下さい。
http://www.kakyoubeisen.com
写真⑤ |
写真⑥ |
東京都内で北欧料理と中国雲南料理を一日で食することができて、もし、東京都内で暮らしていたら、毎日、どんな国の料理を味わっていくのだろうと想像し、考えてしまいました。
写真⑥は、都内のデパ地下で殆ど販売されているメゾン・カイザーのクロワッサンです。
個人の好みはあると思いますが、世界一のクロワッサンなんだそうです。一度、試してみて下さい。私は、個人的に異論がありますので、ご感想を提供して下さい。
2008.9.15 |