清八でございます。ごぶさたしてしまいました。
新しい元号が決まりましたな。アホな芸能人たちが「昨日までは平成で、今日から令和で~す」とか4月1日のブログに書いてありましたが、5月1日からです。
さて、3月28日から30日まで、久しぶりに沖縄に居りました。私事ですが、3月10日に満65歳に到達、いろいろ考えまして、20日付けで会社を退社、卒業させていただきました。糸満市にいる妹夫婦への報告を兼ねて、久しぶりにディープな沖縄を感じてきました。ANAマイレージで格安航空チケットと座席を確保したのですが、セントレア発10時55分発のため、浜松西ICからのe-wingバスではなく、JRと名鉄で向かいました。時間が時間だけに、機内食として、矢場とんのカツサンド(画像①)を買って食しました。沖縄行の機内オーディオの落語(画像②)は、柳家わさびさんの「茗荷宿」と春風亭一之輔師匠の「がまの油」でした。7分遅れの13時37分、那覇空港に無事到着となりました。
矢場とんのカツサンド(画像①)
沖縄行の機内オーディオの落語(画像②)
空港からは、ゆいレール(画像③)で旭橋駅まで移動したのですが、ニュース等で報道されている通り、日本語の会話は殆ど聞こえませんでした。以前にも書きましたし、私の落語では「マクラ」で定番ネタになっているのですが、「沖縄時間」というあまりよくない習慣があります。時間を守らない、というか、てぇーげぇーなんです。美容院に予約して行きますね。来週金曜日の午後三時とか。当日になったら、遅くとも10分前には入店できるように逆算して、電車の時間とかバスの時間を調べて、家を出るでしょう。沖縄は、違うんです。当日、午後三時に家を出るんです。それやったら、美容院さんも次のお客さんも困るやろぅ?それが困らないんです。みな、そういう行動を取りますから…。でも、この習慣にも理由があるんですよ。
ゆいレール(画像③)
沖縄は、このゆいレールが出来るまでは、公共交通機関が無かったんです。電車とか市電、地下鉄…、バスはありましたが、てぇーげぇーで、バス停の時刻表通りに来ない、出発しない、一番困ったんは、時刻表より前に出発してしもうて、炎天下でぼーっと待ってた観光客が何人もいてはったんです。これでは公共交通機関とは言えませんから、地元の各家庭には時刻表が貼ってなかったんですね。ゆいレールが開通する一か月前には、離島も含めて県内の小学生・中学生に、各駅には時刻表があるから、遅くとも10分前には駅に着こうねぇ、駅で切符を売ってるから買おぅねぇ、その切符を駅員さんに渡して、車両に乗ろうねぇ、という講習会を全員にされたとのことです。今では、時刻表前に出発してしまう事はありませんから、安心して利用して下さいね。
とりあえず、旭橋駅に降りたのは、昨年12月15日に那覇市泉崎に移転していた沖縄県立図書館(画像④)を見学したかったからです。約88万冊の蔵書数は、決して多くはないのですが、琉球・沖縄本の蔵書数は、充実しております。他県の図書館に誇れるのは、伊波晋猷初代館長の「是 図書館は沖縄の心である。図書館は全てに開かれている。」という基本姿勢を決して変えていない姿勢です。具体的に書くと、司書・司書補によって運営されている、指定管理人制度にしていない図書館なのです。この事が、どういう事なのか、賢明なお方にはご理解いただけると信じます。自慢ではありませんが、これまでの約47年間で、約1万冊の書籍を購入し、蔵書としている身としては、これからの公立図書館の運営姿勢に憂いを抱いており、今回の訪問としたのです。
沖縄県立図書館(画像④)
どうでもいい話ですが、私は小学生・中学生時代、学校内図書館利用カードは真っ白でした。よく、母親が担当教諭に呼び出されておりました。全く本を読んで無かったのではなく、実家の父が若い頃に古本屋をやっていて、廃業してからも当時の本が家の中にたくさんありました。また、小学四年生まで暮らしていたのが新居関所のすぐ南側で、歩いて何分の所に当時の町立図書館があって、毎日のように通って読んでおりました。
県立図書館から、又、ゆいレールに乗って美栄橋駅まで移動し、桜坂劇場(画像⑤)に向かいました。この劇場の社長さんは、浜松市中区の「シネマイーラ」榎本社長のご友人で、共にマイナーな映画を上映し続けてくれている日本映画界の恩人なのです。この日に上映していたのは、「津軽のカマリ」、「共犯者たち」、「ダーウィンが来た!」、「悲しみに、こんにちは」、「二階堂物語」、「生きてるだけで、愛。」、「沖縄スパイ戦史」、「盆唄」、「ゴールデンスランパー」、「ヴィクトリア女王 最後の秘密」、「バーニング」、「ココロ、オドル」でした。どうですか?このラインナップは。
桜坂劇場(画像⑤)
この日は映画観賞が目的ではなく、館内の書店兼雑貨店の「ふくら舎」に行くことでした。同じ劇場内の「さんご座キッチン」で、ジンジャーエールとホットサンド(画像⑥)でお腹を調整してから、書籍とCDコーナーに入りびたりました。早々、今回は館内持ち込み用のジンジャーエールを注文しましたが、手作りジンジャーエールがあるんです。これは、正に、ジンジャーエールなのですよ。このカフェのメニューには、沖縄料理からアルゼンチン料理まで用意されており、映画とのコラボ料理が登場するのも度々です。今回は、東北の日本酒セットもあり、店内の冷蔵ケース内に、とんでもない一升瓶がストックされておりました。「ふくら舎」内には、いつの間にか中古CDコーナーが出来ていて、2002年10月発売の「クラムボンid」を800円、山形のZOMBIE FOREVERからQurageと、あぶらすまし、tatamiを収録したカセット+CDを1,080円で購入できました。このお店では、カセットテープブームの前から、何本か置いてありました。誰が持ち込むのか?誰が買うのか?私は、三年前にもカセットを買っていましたが…。
ジンジャーエールとホットサンド(画像⑥)
この日は、結局、旭橋のバスターミナル(画像⑦)から糸満市賀数まで那覇バスで移動しました。約35分間のバス旅でした。前文にも書きましたが、ほとんど時刻表との違いはありませんでした。バスでのアクセス表示もアナログからデジタル化しておりますので、レンタカー移動で昼間のビールを我慢するよりは、バス移動も良いかもしれませんね。この日から妹宅に宿泊しましたので、夜は南城市のタイ料理レストラン「シャム」(画像⑧)に連れて行ってくれましたが、このお店は、以前、ランチで訪問していました。(ちりとてちんバックナンバー・その64)本格的なタイ料理なのですが、香辛料を自家栽培されているためか、コスパが良いです。トムヤンクン、トムカーガイ、ヤムウンセン、パックブン(空芯菜炒め)、カオパッ(チャーハン)、パッタイ(焼きそば)、クイテエオナーム(タイそば)とシンハービール・チャーンビール、紅イモ・かぼちゃ・タピオカのココナッツミルクデザートなど、大満足でした。この夜は満席のため店内、テーブル上は撮影しませんでした。
旭橋のバスターミナル(画像⑦)
南城市のタイ料理レストラン「シャム」(画像⑧)
ご興味のある方は、下記のブログをご覧下さい。
翌日の本格的なディープな沖縄は、次回の原稿とさせていただきます。
沖縄県立図書館
https://www.library.pref.okinawa.jp
桜坂劇場
http://sakura-zaka.com/
タイ料理・シャム
https://churasuki.com/siam_thai_restaurant/
2019.4.7 清八